音羽城を築いた貞秀は、戦いに出る時何時も、槍の先に冠子に入れた阿弥陀仏にを槍の先に引っ掛け、念仏をとなえながら戦ったといわれ、こんなことからこの仏を「槍かけ本尊」とも呼び、今もこの寺に安置されている。
信楽院(しんぎょういん)は、日野の領主であった蒲生(がもう)氏の菩提寺。浄土宗。
信楽院本堂(県指定文化財、江戸時代 元文四年 1739年、前面に土間を持つ浄土宗本堂(特異)
本堂の天井には、日野町出身の著名な高田敬輔(たかだけいほ)作の巨大な竜が荒れ狂うさまを描いた「雲竜(うんりゅう)」を中心に描かれた縦横11mの水墨画も見事です。
信楽院から南西の畑を越えたところの竹藪には、
殿
蒲生氏郷 遺髪塔(寄せ集め宝篋印塔) 別物の寄せ集めで、下から宝篋印塔基礎・同塔身・無縫塔請花・五輪塔水輪・宝篋印塔笠・五輪塔空風輪の積み重ね
滋賀県日野町の信楽院は、奈良時代に聖武天皇の勅願により開創されたと伝えられているが詳細は不詳である。
中世この地の領主で、後に日野城主となった蒲生家の菩提寺として1349年蒲生高秀が再興している。
この地で生まれた蒲生氏郷は信長・秀吉の家臣として功なり、秀吉から松阪城主・会津城主となっている。
信楽院には氏郷の遺髪墓がある。
(1)寺名:信楽寺(しんぎょういん) (2)住所:滋賀県日野町村井1500
(3)山号:佛智山 (4)宗派:浄土宗
(5)開創:不詳 (6)再興:蒲生高秀 1349年 (7)本尊:阿弥陀如来
1)本尊阿弥陀如来坐像:町指定文化財 室町時代
2)本堂:県指定文化財 1739年
3)蒲生氏郷遺髪塔
4)本堂天井絵雲龍図:江戸時代 高田敬輔筆
5)仏涅槃図:県指定文化財 南北朝時代
中世に移築この地方を統治していた蒲生氏の菩提寺です。音羽城内・中野城内そして、安土・桃山時代に現在地に移されました。
境内はそんなに大きくありませんが、県指定の文化財の本堂や書院などが目立っています。寺宝に、伝恵心(でんえしん)作の観音像があります。
蒲生氏が転封後は好配したようでです。これを憂いた旧家臣が、慶長2年(1597)現在の位置に移築・再興しました。
参考資料:パンフレット各種・現地説明板・専門員のガイド説明・PCホームページ・blog 等々
本日も、訪問ありがとう御座いました!
所在地 | 滋賀県蒲生郡日野町村井1500 【地図(GoogleMap)】 | |
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アクセス | 公共交通機関 | JR琵琶湖線「近江八幡駅」下車 バス 47 分 村井本町下車すぐ。 近江鉄道/本線「日野駅」下車 バス 9 分 村井本町下車すぐ。 |
車 | 名神高速八日市ICより国道421・307号で約20分。 新名神高速甲賀土山ICより国道1号で約20分。 |
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駐車場 | 普通車8台 | |
お問い合せ | 信楽院 TEL:0748-52-0170 |