いちご(フィセチン)、タマネギ(ケルセチン)は、セノリーティクス(老化細胞除去)の効果を持つ食材という事をご存知ですか?
簡単に言うと、老化、病気の原因となるゾンビ細胞である老化細胞をやっつける作用がセノリティクスです。
実際の摂取例として、タマネギ皮パウダーと、いちごジャム、冷凍いちごを積極的に摂っています〜
知りたい!これからの老化研究東京大学医科学研究所 中西 真 先生 | フナコシ
https://www.rainbowextract.com/ja/what-foods-contain-fisetin-and-how-fisetin-benefit-for-people/
「老化細胞」除去で健康長寿へ 紫外線防止や禁煙が鍵 - 日本経済新聞
食品中の微量非栄養素であるポリフェノール類には、様々なアンチエイジングの効果がある事が知られています。
老化を抑制するセノリティクスとして見出されたケルセチン(玉ねぎなど)、フィセチン(イチゴなど)、抗老化作用が有名なレスベラトロール(ブドウ果皮)もポリフェノール類です。
いちごは、エラグ酸、フィセチンを多く含む
イチゴ、ブルーベリー、クランベリー・・・・ 人生をハッピー&ヘルシーにしてくれるベリーの魅力 – 株式会社フレスタ
⭐️エラグ酸
エラグ酸は、肌のシミをつくるチロシナーゼという酵素の活性を抑制する作用を持ち、以前から美白成分として化粧品に使われてきました。
食品成分としては、脂肪細胞に働きかけ、体脂肪、血中中性脂肪、体重、BMI 値、ウエスト周囲径、内臓脂肪などが減少するという機能性表示食品の機能性関与成分になっています。1日あたり3㎎の摂取でこのような結果が確認されています。
さらにエラグ酸を元に腸内細菌が作り出すウロリチンAという物質が、健康寿命の延伸に役立つことが確認されています。
その効果は、私たちの細胞の動力機関・ミトコンドリアを若返らせ、また長寿遺伝子を活性化する事です。
肌の老化抑制、血糖調整力改善、認知機能改善作用などが報告されています。
ヒト試験では、10~50㎎/日くらいで血管が健康になるといったデータが出ているので、ある程度イチゴを食べれば効果が期待できる可能性もあります。ただ、エラグ酸からウロリチンAをつくることができる腸内細菌叢を持つ人は日本人の約半分くらいと報告されている点が、丁半勝負といったところです。
⭐️フィセチン
老化して正常に働かなくなっているのに、そのまま居座って逆に悪さをする“老化細胞”、別名“ゾンビ細胞”が動脈硬化やアルツハイマー型認知症などのリスクを高めることがわかってきました。フィセチンはこの老化細胞をやっつける働きを持つことで注目されていて、マウスの試験では、ゾンビ細胞が減り寿命が伸びるという結果も出ています。
ヒトで実施されている試験を見ると、1日100㎎で病気の原因になる炎症物質が減ることが確認されています
フィセチン効果 6つの効能と副作用 エビデンス - ガチサプリ
タマネギに多く含まれるケルセチン
特に、茶色い皮の部分に最も多くのケルセチンが含まれています。
⭐️ケルセチン
機能性関与成分である「ケルセチン」は、高いセノリティクス(老化細胞除去)能により、老化細胞除去によるアンチエイジング成分としても注目が集まっています。「ライフスパン・老いなき世界」を実現する老化細胞除去薬(セノリティクス)の第一人者であるジェームズ・カークランド博士(メイヨークリニック)は、アンチエイジング成分として注目しています。
ケルセチンとダサチニブを併用した老化細胞除去薬は、老化細胞によって誘発されると考えられている様々な疾患(肺線維症、腎臓病、骨粗鬆症、アルツハイマー病など)に対して、様々なヒト臨床試験が進行中です。カークランド博士が関わった動物実験において、マウス肝炎ウイルス(MHV:新型コロナウイルスに類似のコロナウイルス)に曝露した老齢マウスは、何もしなかった老齢マウス群に比べ、ダサチニブ+ケルセチン摂取群は、50%の老齢マウスが生存したことを報告しています。これは、老化細胞が除去されたことにより、ウイルス感染が減ったからではないかと考えられています。ケルセチンの老化細胞除去能は、抗ガン作用、抗ウイルス作用があり、アンチエイジング成分として注目が集まっています。(世界3大学術科学誌の一つである「Science」誌、2021年7月16日号に掲載)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000043547.html
付録1
さらさらゴールド
北海道産タマネギブランド「さらさらゴールド」は機能性表示食品としてオンラインで販売が開始されます|研究・採択情報 | 国立大学法人東海国立大学機構 岐阜大学
付録2
ケルセチンの多いタマネギの品種
ケルセチンを多く含むタマネギ新品種 「クエルゴールド」を育成 | プレスリリース・広報
付録3
タマネギの皮も調理しよう
ケルセチンを沢山摂るために
野菜の機能性研究~たまねぎのケルセチンによる認知機能改善の可能性~-2018年3月
皮までうまみ&栄養たっぷりの「新玉ねぎ」は皮ごと調理して♪ - レタスクラブ
付録4
日本初※世界が注目するセノリティクス(老化細胞除去)成分、ケルセチンを高配合した花粉症対策の機能性表示食品の届出完了。
日本初※世界が注目するセノリティクス(老化細胞除去)成分、ケルセチンを高配合した花粉症対策の機能性表示食品の届出完了。2022年6月から販売開始|一般社団法人 機能性表示食品検定協会のプレスリリース
付録5.
老化細胞がSASP(senescence-associated secretory phenotype=細胞老化関連分泌現象)を起こし、炎症性の生理活性物質を分泌します。そのSASPが持続的な慢性炎症を起こすと、老化細胞周囲の組織や臓器に機能低下をもたらし、動脈硬化、糖尿病、慢性腎不全、癌、アルツハイマー病といった老化に伴い増える疾患、いわゆる老年病のリスクを高める事になります。
現在、老化細胞を生体内から除去する老化細胞除去薬(セノリティクス)の研究が世界中で行われ、近い将来現実のものになって来てます。
「老化細胞」除去で健康長寿へ 紫外線防止や禁煙が鍵 - 日本経済新聞
付録6.
肌の老化細胞を取り除く効果は、セイヨウナナカマドの実、メドウスイートにもあることが実証されました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000048666.html
https://www.noevir.co.jp/about/herbal/senolytics.htm