北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

東北での地震

2013年10月26日 | 日記
未明に東北でM7.1のかなり大きな地震があり、小規模ながら津波が観測されました。福島第一原発の損壊している原子炉は、こうした地震によってさらなる打撃を受けるのではないか、そうした懸念がようやく明らかにされつつあります。地下水問題があれほど深刻化しているならば、地盤の脆弱化も当然進行していると考えるべきでしょう。4号機の使用済み核燃料プールに、冷却水漏れをはじめとした影響はまったくないのか?地震直後に発表される「異常はない」のは、たんなる表面だけのことではないのか?深層で進んでいるであろう危機を見逃してはなりません。

特定秘密保護法案

2013年10月25日 | 日記
特定秘密保護法案が閣議決定されました。「知る権利」やメディア規制の有無からアプローチした反対論が多いようですが、前提なしに絶対反対すべき法案です。だいたい、犯罪の構成用件が人民にはまったくわからず、ごくごく一部の権力者にしか見えない法律など、ブルジョア市民法体系にとっても矛盾的です。また、巨大メディアを通じてしか「知る権利」が担保されていない現実こそ、人民にとってはこれまた唾棄すべきものでしかありません。
そもそもこの法案、資本主義体制の「千年王国」を夢想する(できる)者にのみ有効なものです。自民党・石破幹事長は、「30年、50年経っても明らかにされない秘密が、まったくないとは言い切れない」と述べています。自民党ないし他の政党が担う現体制が、そこまで続くと思うこと自体が“夢想”だというのです。この法案(法律)との対決は、「革命」の問題を浮き上がらせてきますね。


アルバイト先で食べるサラメシ。

「知的財産権」の資本主義的矛盾

2013年10月24日 | 日記
『国際労働運動』11月号の特集「アメリカの大学闘争」で言及されていますが、「知的財産権」についての解説は興味深いですね。そもそも「商品」規定や「排他的権利」規定が困難な ものに、無理やり資本主義的規定を付与したことの矛盾です。「知識」って、営々と継続してきた人類の活動の蓄積物でしょうに、それを「ここからは私のもの!」なんて、どうして言えるのかってこと。さらに論考ではこの矛盾を、資本主義延命のための新自由主義的方策と喝破しているところがすごい!また、ここから派生して、「成果主義」批判にも触れているのもGood!


三里塚のじゃがいもで手製ポテトチップス。

杉並区による集会施設の統廃合構想

2013年10月23日 | 日記
杉並区は集会室の統廃合に合わせて、さざんカード登録団体に適用されている集会室利用料減免制度(半額)を廃止する計画です。集会施設の独立採算制をめざすということらしいのですが、それで一体いくらの財政削減が達成されるというのでしょうか?その削減のために区民に対する行政サービスの低下は免れず、それが民間の貸し会議室など借りることのできない層に集中することになるのです。「行政改革をやっています」とのアピールでしかありません。絶対反対です!