北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

国家戦略特区

2013年10月04日 | 日記
危機を深め、ますます地獄の泥沼に沈み込みつつある安倍政権。その死命を制するのは、安保・沖縄=改憲問題(集団的自衛権,オスプレイ…)あり、消費大増税・金融バブル破裂などの経済・財政問題あり、原発事故ありですが…あとTPPも。一番の激突課題は、国家戦略特区の中の解雇規制緩和=解雇自由ルールでしょう。
ワーキンググループの議論を見ていると、資本にとってやりたい放題のことが、あたかも当然のように議論されています。事前の労働契約によって、何の制約もない解雇条項を盛り込むことを認める。非正規労働者の5年継続雇用後の正規雇用義務(これも実質的には首切り促進だけど)も、その期間を撤廃する。残業概念を解体するホワイトカラー・エグゼンプション…これはあきらめつつあるようですが。
こんなことを労働者は誰ひとり認めませんが、やはりここで登場するのが、連合・全労連など体制内労働組合です。やつらの「当初は反対姿勢」こそくせ者。職場・生産点における粘り強い党派闘争、階級的労働組合の再生のチャンスです。11.3労働者集会の意義は、よりいっそう大きくなっています。