民主党政権の危機、自民党の分裂・崩壊状況、国鉄・沖縄における社民・日共の路線的壊滅…ときて、いまや綱領なき「新党」ばやりです。TV・新聞などメディアの取り上げ方も尋常ではなく、「新党」の広報班になっているかのような状態です。今日もTBSの報道特集番組で、「首長新党」を相当な尺で報道していました。そこであらためて“首謀者”の山田宏・杉並区長と中田宏・前横浜市長の主張を聞いたのですが、それは「国家の危機を救うために1人ひとりが立ち上がれ!」ということに尽きます。その具体的政策が国会・地方議員の半減、公務員を2/3に削減、道州制導入…。本来ならばその1人ひとりがみずからの生活現場で活動することを呼びかけるはずですが、その個人の力を集積して参院選での議席獲得をめざすというのですから、ようするに“利用主義”じゃないの?しかしよくよく考えてみれば、その個人に各自治体でのファシスト運動を組織させることを眼目にしているとも考えられます。職場生産点で、とりわけ自治体の労働現場で迎え撃ってやろうじゃありませんか!
写真は百万人署名運動杉並連絡会街宣の参加者と。
写真は百万人署名運動杉並連絡会街宣の参加者と。