ゴビンダさん釈放！

東電社員殺人事件の犯人にでっちあげられ、１５年にもわたる不当な投獄を強いられた（１審無罪でも身柄拘束を続けた国家権力とその入管体制の極悪さ！）ネパール人ゴビンダさんが、遂に実質的無罪を勝ちとりました。今回の再審開始決定では新たなＤＮＡ鑑定に焦点が当てられていますが、ＤＮＡ鑑定「万能神話」がはびこっていくのもきわめて危険です。警察・検察の「見立て」によって物証の価値に差がつけられ、「見立て」に合わない（都合の悪い！）物証は消されていく、あるいは「物証」が捏造されていく…この権力犯罪の構造をこそ撃たなければなりません。今回の事態は同時に、裁判員制度のもつ矛盾と危険性を突き出してもいます。星野再審闘争が鋭く衝いているように、現在の刑事司法の枠内においても、検察による証拠の全面開示はあまりにも当然ことです。
事件発生当時、被害者の女性が東京電力の社員であったことが異様に強調されているように感じたものです。しかし福島第１原発事故以来、東京電力という企業が日本資本主義にとっていかに重要なポジションを占めているかがクローズアップされるにつれて、なるほど！そういうことだったのか！と再認識させられています。

杉並警察署にデモ申請。６／１７（日）に阿佐ヶ谷で、ＮＡＺＥＮ杉並呼びかけの反原発デモをやります。阿佐谷北１丁目線路沿いの阿佐谷けやき公園１３：３０集合です。１４：００には区役所に向けてデモに出発します。思い思いのプラカードやコスチュームでの飛び入り参加大歓迎です！