東京西部ユニオン旗開き

東京西部ユニオン２０１２旗開きは、年末年始の政治的・経済的大流動の渦中で闘いとられた…文字どおり“闘いとる”と言うにふさわしい会となりました。野田政権による「税と社会保障の一体改革」という形で、消費大増税と社会保障の削減・解体が図られるばかりではありません。「公務員制度改革が増税の前提」として、大阪－橋下による労組攻撃と一体の労働者の権利剥奪－労組破壊が襲いかかろうとしています。沖縄辺野古新基地建設をめぐっては、まさに夜闇に紛れた「コソ泥」のような沖縄防衛施設局の卑劣な環影響境評価書の沖縄県庁への持ち込み（投げ捨て？）と、仲井真県知事による「受領やむなし」の状況が生じています。また海外に目を転じれば、ユーロ安が一気に進み、「ユーロ３月危機」の予兆とも言えるような金融の不安定な動きが激化しています。アメリカ大統領選挙の行方も、オバマの人気急落にもかかわらず共和党も候補者選びで大混乱と、アメリカ支配層の分裂状況はいまや誰の目にも明らかです。
こうした情勢のなかでの旗開きですから、鈴木コンクリート工業分会の仲間たちを先頭にして、各分会・組合員、ともに闘う仲間たちの発言が戦闘的でないわけがありません。確かにそれぞれの闘いや状況はほんとうに苦難に満ちていて、一本道でスーッと闘争が進んでいるところはひとつもありません。しかしそれでも仲間の団結と勝利を確信して、西部ユニオンすべての組合員は前を向いて進んでいこうとしています。発言の途中に一節歌い出す組合員もいて、それはそれは大盛会でよく呑みました！