北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

自動車メーカーの明暗

2012年02月21日 | 日記
今日のニュースでちょっと注目したのは、自動車メーカーのマツダが1000億円の増資と700億円の劣後ローンによる融資を受けると発表したことです。この間の円高で電機などの輸出企業が膨大な赤字を計上しているなかで、生産の海外依存度が他の自動車メーカーの半分以下というマツダの経営悪化の結果だと報じられています。
私は山口県岩国市の出身なので、小学校の社会見学で広島市にあるマツダの工場を見学し、ロータリーエンジンについての説明など聞きましたっけ。その時に覚えているキャッチフレーズは「技術のマツダ!」。今日のニュースでも「新型エンジンや小型ディーゼルエンジンの開発など、技術力には高い評価があるが…」といったコメントが、枕詞のように使われていました。これは理論的にはどういうことかと考えると、「自由な市場における自由な競争によっても、必ずしも“よい商品”が勝ち残るわけではない」ってことです。新自由主義の欺瞞がここにはあるんじゃないでしょうか?これはいまに始まったことではなく、「ベータvsVHS」をはじめ数多の事例があります(その勝者VHSや今いずこ?)。資本主義における「独占と競争」についての根本的(本質的)な矛盾を見ている気がしますね。


下田港に水揚げされた「むつ」のにぎり

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