国鉄千葉動力車労働組合と全国労働組合交流センターが呼びかける東日本大震災被災地への新たな支援運動に参加し、街頭や地域でカンパや支援物資を寄せていただけるように訴えています。そうすると、「日本赤十字に義援金を送った」とか「NHKの義援金に振り込んだ」などと言われることが多々あります。日本赤十字は皇室“御用達”の組織であり、戦争協力の先頭に立ってきたその歴史的性格からしても、この義援金がどうなっていくのかには要注意と思っているところです。日本赤十字の義援金に協力した人から聞いた話では、この義援金が実際に被災者のもとに届く(被災者のために使われる)のは9月以降(!)だと、日本赤十字の窓口で言われたというのです。確かに日本赤十字のホームページなどによると、義援金は被災県に設置される「義援金配分委員会」によって公平に分配されて使われていくことになると説明されています。そして、東日本大震災への義援金の締め切りは今年9月末日となっており、配分委員会の審議が始まるのはその後なのかもしれません。今すぐ支援したい!と考えて義援金の募集に応じているだろう人々の想いからすると、ちょっと…と考えるのは私だけでしょうか?やはり直接被災地の労働者と団結して、「顔の見える」支援が必要だとあらためて確信したところです。
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