北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

杉並区立施設の再編整備計画および使用料等の見直し案

2013年11月25日 | 日記
田中区政は、一方で前山田区政の目玉政策のひっくり返しを行なうとともに、他方では民営化・外注化・非正規化をどしどし遂行してきました。その集大成とも言える政策として、杉並区立施設の再編整備計画および使用料等の見直し計画(素案)を発表してきました。絶対に反対です!例によって、ムダな行政コストの削減、効率的な行政運営などを名目にしていますが、そのねらいはまったく別のところにあります。
今回の計画の具体的柱はふたつ。阿佐谷北の杉並第一小学校を建て替えるにあたって、阿佐ヶ谷地域区民センターや産業商工会館、さらには介護施設や保育園を併設する複合施設にするというもの。さらに、荻窪のあんさんぶる荻窪と荻窪税務署を交換し、特別養護老人ホームを併設した複合施設にするというもの。こうした施設再編=統合にともなって、さざんかーど利用による施設使用料の減免(半額)制度を廃止します。
これはたんなるハードウェア部分の統合=複合化ではなく、区民サービスそのものの質的転換を図ろうとするものです。たとえば、使用料の見直しによって、集会施設を利用できる層に大きな変化が生じることでしょう。さらには、施設運営を実際に担ってきた非正規労働者の解雇・賃下げ・人員削減が予想されます。こうした計画の進展を契機にして、なかなか進まない公立小学校・中学校の統廃合もねらわれていることでしょう。
高齢者施設(これは、介護保険制度からの要支援認定者の排除―自治体への移管計画にも関係しているでしょう)や保育園の併設を“アメ”にして、行政サービスの削減を呑ませようという田中区政の魂胆を、徹底して暴露していかなければなりません。


豆腐の味噌漬け。本場韓国のコチュジャンを添えて。