「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

NATO事務総長の西側の兵器でロシア領攻撃容認発言の意味⇒戦争の拡大<ウクライナ紛争2024.05.28

2024-05-28 19:11:57 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

①ロシアとベラルーシ、27日から合同空軍演習=ベラルーシ国防省
By ロイター編集
2024年5月28日午前 1:04 GMT+96時間前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/Y7MMW6GU2ZK53JTRIS5OIXEY7M-2024-05-27/
②ロシア、NATOに不快感 西側武器による国内攻撃容認発言受け
By ロイター編集
2024年5月28日午前 1:17 GMT+96時間前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/7NN7HXTVWBL2TNPZAC52SHDFOM-2024-05-27/
③NATO事務総長「供与した武器の一部、ロシア領内攻撃に認めるべきだ」
5/26(日) 20:20配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/42c161dd51062808d8361e6ca1e999fb05c21117

西側がウクライナに供与した武器でのロシア領攻撃を認めるべきだとの発言を最初にしたのは、イギリスの外相です。

『ウクライナにロシア領をもっと自由に攻撃させるべき リトアニア外相』
2024年5月21日 14:34
https://www.afpbb.com/articles/-/3520394?cx_part=related_yahoo
<ロシアの反応>
⑤『ロシア、エストニアとの国境示すブイ撤去 EU「容認できない」』
2024年5月25日 14:29
https://www.afpbb.com/articles/-/3521082?cx_part=top_category&cx_position=4

アメリカ国内でも強硬派議員がアメリカ政府と国防省にウクライナのロシア領越境攻撃を認めるべきだとの主張をしています。

このような経緯を経たうえでのNATOストルテンベルグ事務総長の③の発言です。

まず国際的な慣行として戦争当事国の一方に武器供与をした場合は、その戦争の相手方から戦争に関与したと認定されるケースが生じます。
ロシアとNATOの戦争に拡大したくないアメリカは、アメリカの供与した武器使用はウクライナ領のロシア軍攻撃に使途を限定しました。
これでも相当怪しいですが、アメリカは戦争に関与していない・と言い訳してきました。

武器供与だけでも相当交戦国に近いのに西側の武器でウクライナがロシア領を攻撃すれば、ロシアもNATOを交戦国と認定するしかないでしょう。

それでもロシアはNATOを攻撃しない・と言うタラレバの話で、西側の武器でロシア領攻撃をなし崩し的に認めようというのが、今回のNATOストルテンベルグ事務総長の③の発言です。

ほぼ確信犯と言えます。
ウクライナ紛争をヨーロッパ紛争に拡大してアメリカを戦争に引きずり込もうという考えです。
戦争を拡大したがっているのが、アメリカの誇大広報担当のバルト3国とポーランドです。その音頭取りがイギリスです。
ウクライナが戦争にのめりこんだのも大体これらの国々が、その流れを作り出しました。
今度は、ヨーロッパ紛争に拡大させようというわけです。

つまり❓
ヨーロッパは、トランプ大統領が誕生する場合の保険としてウクライナ紛争を国境を越えて拡大して、アメリカが「一抜けた・・・」が出来ないようにしようとしています。
①②⑤などが、ロシアの反応です。
その前に戦術核の使用訓練も実行しています。
『ロシア核演習「緊張の高まり示さず」、確約を順守=プーチン氏』
By ロイター編集
2024年5月25日午前 6:00 GMT+93日前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/2F2NSKYYH5M4ZKDXEWSJOKR6UA-2024-05-24/

ほぼチキン・レースと言えますが、ロシアは西側の兵器でのロシア領攻撃があれば確実に報復すると思います。
一番ありそうなのが、ポーランドのウクライナへの武器輸送用の中継基地に対する攻撃ですね。

最も過激なリトアニアも危ないです。
リトアニアは、ロシアの飛び領土のカリーニングラードへの陸路でもあります。機会があればロシアは、リトアニアを「素直」にさせたいと考えていると思います。
ロシアがリトアニアを攻撃する場合は、ベラルーシ領を通る必要があります。
その脅しが①の記事です。
「リトアニア❓行っちゃおうかな~❓」

人口283万人のちっぽけなリトアニアが、ロシアを脅せば跳ね返りは、厳しいものがあると思います。
ポーランドも相当、ロシアに逆らっていますね❓

ポーランドの一部とリトアニア限定の軍事作戦なら、ロシアが実行する可能性は十分あります。
それを、NATOストルテンベルグ事務総長が煽り立てているというわけです。

日本政府はウクライナ紛争からは、完全に手を引くべきと思います。
地球の裏側の戦争に巻き込まれるほど、愚かなことはないと思います。
ウクライナが勝とうと負けようと、よく考えなくても日本には何の関係もありません。
金を毟られているだけです。

ヨーロッパ紛争に戦争が拡大するリスクは高まったと言えます。

※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27

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アウデイーイウカ戦線とバフムト戦線の現状<ウクライナ紛争2024.05.27

2024-05-28 19:10:13 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

アウデイーイウカ戦線
2024.05.27
ロシア軍がアウディーイウカ方面で大きな前進を遂げ、ネタラブも占領
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/russian-troops-make-major-advances-in-the-audiiuka-area-and-occupy-netarab/

アウデイーイウカ戦線では、市街地を含め大きなエリアを占領したロシア軍は、オチェレティネOcheretyne制圧以降は周辺地域を制圧しただけで大きな動きは示していません。
占領した地域の整備と防御施設の建設を優先してきたと思います。
2022年ハルキウ大敗走の反省からロシア軍は、進撃に関しては手堅く慎重です。一旦占領した地域では、まずガチガチに守りを固めます。
それから次を攻める要領です。

それが大体済んだようで南のウマンスキーUmans'keとネタラブNetailoveを完全に制圧したようです。
北側のソロヴィオーヴェSoloviove方面からソキルSokilとノヴォポクロフケNovopokrovs'ke方面に進出しようとしています。
こうすると中央に当たるセメニフカSemenivka西部が孤立するという仕組みです。包囲されたくなければ、撤退するしかありません。
セメニフカSemenivka西部には、ウクライナ軍の中では強力な第3強襲旅団を中心とする部隊が守っています。強いところは、あえて攻めません。

やがて西に二つある湖の東側のエリアは、ロシア軍が制圧すると思います。
その後、ロシア軍の攻撃方向は北と西と二方向あります。
バフムト方面と広域で連動するなら北に向かいそうです。

マリンカ方面と連動すれば西に行きます。
ロシア軍の将軍が考えることですが、ロシアの支配地域に食い込んだ状態にあるバフムト方面やゴルロフカ:Горлівка方面とのフラット化を優先するのではないか・と思います。


バフムト戦線
2024.05.27
ロシア軍がチャシブ・ヤール東地区の南郊外に侵入、イワニフカ占領の可能性
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/russian-troops-invade-the-southern-outskirts-of-the-eastern-part-of-chassib-yar-possibly-occupying-ivanivka/

すぐにチャシブ・ヤールを攻撃すると思われていましたが予想に反してゆっくり攻めています。
北部でもやや前進が見られますが、今回省略。
バフムト戦線の西でもロシア軍は、前線のフラット化を優先しているようです。
チャシブ・ヤール市街の東を南北に流れる運河の東まで面的に進出することを狙っているようです。
南側では、ウクライナ軍が去年の反撃作戦で大きな犠牲の末に奪還したクリシチェフカ(高台)とアンドリーウカを制圧したようです。
このエリアはロシア軍がイワニフスキーを制圧したため補給が困難になっていました。補給の面で孤立していますのでウクライナ軍は、放棄するしかありません。

航空万能論の戦況略図を見ると分かりますが、イワニフスキーの南側も運河まで進出しようというロシア軍の意図が見えます。

チャシブ・ヤール攻撃を見せながら実際にロシア軍が優先していたのは、イワニフスキーの南側の制圧であったようです。
と言ってチャシブ・ヤールを攻めないと言うわけではなく運河東の小運河地区もジリジリと攻撃しています。
ここは、既に廃墟ですから急ぐ必要もないと言うことのようです。2週間以上前から車両での搬入は無理になっていますから人力で徒歩で補給するしかありません。
そんな処をまだ守っているウクライナ軍は、異常と言うしかありません。半分、干乾しになっているでしょう。
全員、玉砕覚悟なんでしょうね❓
それが嫌なウクライナ兵は、逃亡するか投降したと思います。
ロシアの軍事ブロガーの方が・・・
「実際には占領できていない」
「占領を宣言するのは時期尚早」
「美しい報告書は止めるべきだ」
「自軍の損害を小さく見せようとする姿勢にも苦言」

要は・・・
「大本営発表は、いかん!」
「現地からの確報を待とう!」

この余裕ですから、ほぼ運河小地区の陥落は時間の問題と言えます。

※そこから見えてくることは❓
チャシブ・ヤール市街をロシア軍が本格的に攻撃し始めたら、イワニフスキー方面のロシア軍がT-0504から一気にその西のコンスタンチノフカКостянтинівкаを攻撃し始めるであろうことです。
順番ではなく同時攻撃ですね。


その他、ロシア軍の進撃が顕著なのは南ドネツク戦線とクピャンスク戦線があります。
これは、また改めて書きます。
ほぼどの戦線でもロシア軍が進撃している状況です。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27

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2024大相撲>大学相撲部出身でないと強くなれない理由

2024-05-28 19:07:26 | スポーツ

大学相撲部を見てみると、まず部員数が相撲部屋より圧倒的に多いです。
小規模な部屋だと1学年程度しかいません。
何十人も集まって毎日、練習しているわけです。
しかも相撲部屋のような雑用は、ありません。
授業時間以外は、ほとんど練習でしょう❓
結果として、相撲部の方が圧倒的に練習時間が多い。

施設も充実している。

日大相撲部メンバー
4年生12人 
3年生8人
2年生9人
1年生16人
施設案内
https://www.nu-sumoclub.com/institution.html
日体大相撲部メンバー
4年生10人 
3年生10人
2年生9人
1年生8人
施設案内
https://www.nittai.ac.jp/club/sumo/custom3.html

更には、食事。
近畿大学相撲部
ガチ稽古の後のガッツリ飯!強豪相撲部ちゃんこ番の朝飯作りに密着!
https://www.youtube.com/watch?v=UuXqBg_7h6s
https://www.youtube.com/watch?v=q1_E56g3TaQ
【体重100kg義務付け】全国優勝相撲部の稽古終わりの食事量と緊張感あふれる食事風景がすごい・・
https://www.youtube.com/watch?v=Qy-PfhnvFs0
【激盛りめし】ステーキ丼2100キロカロリー!? 大学柔道部"食べて"目指す全国優勝『every.特集』
https://www.youtube.com/watch?v=RtcwHbzMq7Y
【激盛り】1.9kgのカツカレー!? 運動部学生を支える食堂の"人情てんこ盛り"メニュー『every.特集』
https://www.youtube.com/watch?v=vfMaXn2fpX4
【部活めしまとめ】激盛り! ご飯で学生を応援!肉たっぷりの部活めし /【てんこ盛り】定食500円で“マンガ盛り… など(日テレNEWS
https://www.youtube.com/watch?v=5tj6G--HrD4
【部活飯まとめ】体育系大学生をご飯で全力応援!/定食500円で“マンガ盛り/肉たっぷりの部活めし など(日テレNEWS LIVE)
https://www.youtube.com/watch?v=wBHGUuFNT5g

大学の運動部の食事は、相撲部屋より充実していると思います。

要するに、相撲が強くなるためにすべてが考えられているのが、大学相撲部の環境です。

相撲部屋で4年下積み生活を送るのと、大学相撲部で4年学生生活を送るのと、どっちが強くなれるか❓
しかも相撲部屋のような雑用もないし、いじめやしごきもあっても少ないでしょうし。
住環境も相撲部屋の幕下以下よりは、はるかにましだと思います。
食事は、年齢に関係なく食べたいだけどっさり食べられる。

こういう環境で練習すれば、アマチュア横綱や学生横綱ならプロ入りしても強いと思います。
相撲部屋の稽古のシステムが、旧式でダメだと言うことですね❓
部屋ごとの所属力士は、少ない部屋が多いです。
そうなると大学レベルの稽古の環境を作るなら、4部屋位毎日合同で稽古するしかありません。
雑用が多ければ、稽古時間もその分少なくなります。
雑用係と食事準備係をやとって稽古に専念させる必要があります。
施設面もありますね❓

今の相撲部屋の力士育成システムが、大学相撲部に比較して全部劣っているから、大学出身の力士が強いという単純な事実に行きつきます。

大の里、尊富士
今場所新十両になった阿武剋
(13勝2敗)
今場所、デビューした学生横綱の草野
(幕下位格付け出しで6勝1敗)

はっきり言って、大学のトップレベルの入門者の方が強いでしょう❓
高卒入門で大関になれそうなのは、熱海富士くらいです。

大関ずっこけ組
朝乃山、御嶽海、正代
これ全部、大卒です。

大相撲は、力士育成システムを大改革しないと若手の育成は、年々難しくなると思います。
高校~大学と相撲の名門学校で練習すれば強くなれますし、大学時代の実績によりプロ入り後の目安もたつと思います。
高校時代に素質を買われて埼玉栄高校からプロ入りした栃大海は、やっと24歳で新十両です。
高校の同期は琴勝峰、王鵬だそうです。
大学に進学して4年練習した方が、素質があればもっと早く結果が出たかもしれません。少なくとも琴勝峰や王鵬より出世が遅れていますから、いそいでプロ入りする必要はなかったと思います。
琴勝峰や王鵬は、幕内力士と言うだけでそれほど強いわけでもありません。
大学年代でする稽古量の違いが、幕内での実力になって現れているような気がします。

将来、有望な高校生は大学に進学した方が良い結果が得られると思います。
結論は、相撲部屋の稽古量が少なくなって大学相撲部の方が稽古量が多いのだろうと思います。
後は、施設や食事などの環境ですね。
大学年代、同じ年ごろの大勢の仲間と切磋琢磨した方が、相撲の実力は伸びるのでないでしょうか❓

相撲部屋の1日を見ると、午後は稽古していませんね❓
それで稽古が足りるのかどうか❓
強くなるかなれないかは、稽古の量に正比例すると思います。

※関連記事目次
「欧州サッカー&大相撲&ボクシング」の記事目次①
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e1c3411cc4e400cbb1f90e45064e8d35

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