「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ドネツク州チャシブ・ヤール>ロシア軍が運河超えの攻撃を準備中<ウクライナ紛争2024.05.07

2024-05-07 19:27:38 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

東部戦線では、ほぼ全域でロシア軍の攻撃が活発化していてこのエリアだけ・と言う状況ではなくなりました。
南ドネツクから北はハルキウ州クピャンスクまで全域でロシア軍が攻撃しています。
そして全域でウクライナ軍が削られつつあります。
予備兵力が枯渇しているウクライナ軍は、その戦場にいる部隊だけで戦わなければ、なりません。
ロシア軍は、それ以上の兵力を投入して攻撃していますので、全部の戦場でウクライナ軍が苦戦を強いられています。最早、塹壕戦すら難しく徐々に後退しています。

今回は、Hara Blogの記事の中からドネツク州チャシブ・ヤール方面の現状を見てみます。
2024年05月06日09:38
5月2~5日X投稿
http://hara.livedoor.biz/archives/52338860.html

いくつかドネツク州チャシブ・ヤールに関する投稿があります。
戦況略図は、航空万能論の方で見てください。
2024.05.4
『ウクライナメディア、人員不足のためチャシブ・ヤールを守りきれるか不明』
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukrainian-media-says-it-is-unclear-whether-chassiv-yar-will-be-able-to-be-protected-due-to-lack-of-personnel/

チャシブ・ヤールの主要な市街地の東に運河が南北に通っています。これが一応、要害になっています。
ロシア軍が攻撃を意図しているのは、ルートO-0506沿いのルートを避けて、その南北から攻撃しようとしています。
北のボダニフカBohdanivkaから運河に迫りつつあります。
南はイワニフスキーIvanivske方面から運河に迫りつつあります。南は既に運河まで到達しています。
この辺りに2か所、運河が暗渠になっている部分があります。そこから運河を渡ろうという事だろうと思います。

このX投稿の図を見ると大体分かります。
https://twitter.com/GyotokuShogi/status/1786468004378927466
3日の時点で、「もう始まった模様」と投稿しています。

どうやら、ロシア側の情報では3日にロシア軍は、チャシブ・ヤール攻撃を開始したようです。
もし、ここをロシア軍が制圧すれば何回か取り上げた通りドネツク州をウクライナ軍が防御するのは、困難になると思います。ドネツク州の命運をかけた大決戦と言っていいでしょう。

※これまで北部ドネツクでロシア軍の進撃を防いでいたのは・・・
バフムト~チャシブ・ヤール~コンスタンチノフカКостянтинівка(南側)
クラマトルスクКраматорськ~スラビャンスクСлов'янськ(北側)
などの要塞都市群が強力な防御網として機能していたからです。
既にバフムトは陥落しました。高台にあるチャシブ・ヤールが陥落するとその西の低地にあるコンスタンチノフカКостянтинівкаをウクライナ軍が防衛するのは、かなり困難です。多分、陥落するでしょう。
ここを拠点に北のクラマトルスクКраматорськ~スラビャンスクСлов'янськをロシア軍が攻撃する足掛かりができます。
更に主要道路のT-0504がロシア軍の支配下になりますから、ロシア軍はT-0504を西に進撃することが出来ます。

北部ドネツクの主要な補給拠点であるクラマトルスクКраматорськからドネツク州への補給路であるH-20が遮断され補給が出来なくなります。
コンスタンチノフカКостянтинівкаは北部ドネツクの要です。それを防御してきたのが、チャシブ・ヤールです。
チャシブ・ヤールが陥落すれば、ほぼコンスタンチノフカКостянтинівкаも陥落すると思います。

そして南では、アウデイーイウカが陥落しています。
ドネツク州の北側半分でロシア軍の西への進撃を阻んできた要塞は、なくなります。
なくなればどうなるかは、アウデイーイウカ戦線のロシア軍の進撃ぶりを見れば分かります。ロシア軍の進撃は早く、ウクライナ軍がそれを阻止することが出来ません。
この状況が、ドネツク州北半分の全域で起きます。

 

オチェレティネが陥落し、チャシブ・ヤールとコンスタンチノフカが陥落するとどうなるか❓(兵站を失う)<ウクライナ紛争2024.05.05
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/08ee3c4ae32284ca007f414efbb59800



※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次④
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


5月9日の戦勝記念日でロシアは何を発表するのか❓<ウクライナ紛争2024.05.07

2024-05-07 19:25:55 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

※5月9日、追記

終わってみると大した戦果報告はありませんでした。

ドネツク州オチェレティネOcheretyneとその周辺のウクライナ軍拠点の制圧で十分だったようです。面積的には、相当広いです。

 

5月9日の戦勝記念日はロシアにとってナチスドイツとの大戦争に勝利した記念日です。
毎年、盛大な軍事パレードや祝賀行事が行われます。

やはり戦争をやっていますからロシア国民に大戦果を発表しなくてはなりません。
去年は、ドネツク州バフムトの制圧でした。
これによりワグネルは英雄部隊となり、プリゴジンはロシアの英雄になりました。(英雄になりすぎてその後、事故死しましたが❓)
ワグネルの方は、所属や部隊名を変えて今もアフリカやウクライナ戦線で活躍しています。

情報がない戦域と、情報が錯綜して戦況が分からない地域があります。
情報がない戦域は、バフムト戦線のチャシブ・ヤールChasiv Yarです。ここはウクライナ軍の高官も陥落は時間の問題だ・的な発言をしており陥落を事前に周知しようとしている気配があります。
いきなり!では、ショックが大きすぎるからです。
国民に覚悟を決めさせておいて・・
ああ、やっぱり・・・
こうなると思います。
特に情報が封鎖されているのが、チャシブ・ヤールChasiv Yarの南東方向にあるイワニフスキーIvanivske地区です。
もう、とっくにロシア軍が制圧しているはずなんですが完全に情報封鎖がされています。
普通なら進軍ラッパを吹き鳴らすはずのロシアの軍事ブロガーが沈黙しています。
沈黙している理由は、ロシア軍が作戦上の都合から情報封鎖しているからです。

そこから考えるとロシア軍は、イワニフスキーIvanivske地区とその近いエリアから何らかの奇襲作戦を計画している気配が濃厚です。

まだ、始めません。
始めると、どうなるか❓
オチェレティネOcheretyneの戦闘と似たようなことになると思います。
しかし今から作戦を開始しても5月9日の戦勝記念日には間に合わないと思います。
どう早くやろうとチャシブ・ヤールChasiv Yarの完全制圧には、1~2週間はかかると思います。
普通は、もっと長いと思います。
だから、ここは戦勝記念日用の戦場ではないと思います。

もう一か所情報が錯綜していて戦況が不明な戦場があります。
ザポリージャ戦線のロボティネ村Robotyne付近です。
ここは、一部ロシア側軍事ブロガーが制圧を報告しましたが、その後取り消されました。
「いやいや、それはガセネタだ」
と取り消したのもロシアの有力軍事ブロガーです。

以前、クリンキー制圧のやらせ情報でジョイグ国防相が騙されたことがあります。プーチン氏に制圧報告したら後でやらせだと判明しました。
新設の方面軍の司令官への昇進を狙った一部軍人が部下に命じてやらせ情報を捏造したようでした。

「今回もそれと同じだ!」
と言うわけです。

しかしザポリージャ戦線のロボティネ村Robotyne付近の空撮映像を見ると一帯は、ほぼ更地で何もありません。
相手の砲兵部隊を制圧しない限り、どちらの部隊もそこに留まるのは、事実上不可能です。

砲撃戦は、どちらが有利かと言うとロシア軍が圧倒的に有利です。だからロシア軍がウクライナ側の砲兵部隊を後退させてロボティネ村Robotyne付近に進出するのは、それほど難しくないはずです。

やらないのは、なぜ❓
戦勝記念日の戦果報告用に制圧を待っているような気がします。
そうであるなら数日中にロシア軍が、ロボティネ村Robotyne制圧を発表するはずです。

プーチン大統領が発表することを、軍事ブロガーごときが先走ってはイカン!
このようなことでは、ないのか・と思います。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次④
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


2024MLB>5月6日>絶好調!大谷翔平!第1打席2号2ラン、試合中>ダルビッシュは2勝目

2024-05-07 11:49:37 | MBL & プロ野球

大谷翔平、第1打席でバックスクリーンへ11号同点2ラン 今季初の3戦連発/速報中
[2024年5月7日11時34分]
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202405060000198.html

毎年、ミスター・ジューン(6月男)なのですが❓
今年は、1か月前倒しでミスター・メイかな❓

去年の6月
大谷翔平史上“最高の6月” 新記録だらけ…「打率.394、15発29打点」は月間自己ベスト
2023.07.01
https://full-count.jp/2023/07/01/post1403959/

もし、1か月前倒しならこうなります❓

 

ダルビッシュ有 5回無失点5K粘投で今季2勝目 日米通算200勝まであと「2」
[2024年5月7日11時48分]
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202405070000331.html
5回3安打無失点1四球5奪三振で今季2勝目
防御率は2・94
勝ち星は少ないですが、今年は順調です。
あと2勝で日米200勝、行けそうですね❓


※関連記事目次
項目「MBL & プロ野球」目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/11328fcdd47caf7c999058799251da3b


2024MLB>大谷翔平>記録への挑戦>400塁打&長打100

2024-05-07 11:48:11 | MBL & プロ野球

メジャーには多くの強打者がいます。
色々指標はありますが、これが強打者の証明と言う指標は❓
塁打数と長打数です。
400塁打と100長打が基準です。
片方でも凄いですが、両方できたら伝説の仲間入りです。

今日は、翔平君は大当たりでランキング1位が沢山出来ました。
OPS1.111、長打率.685、塁打数98、二塁打14、HR10、安打52、打率.364、長打数25
ご立派!

2022年アーロン・ジャッジ
OPS1.111、長打率.686、塁打数391、二塁打28、HR62、安打177、打率.311、長打数90

最近の強打者
アレックス・ロドリゲス 塁打数393 長打数87
アルバート・プホルス 塁打数394 長打数95
バリー・ボンズ 塁打数411(HR73) 長打数107
(バリー・ボンズは、薬物問題があり参考記録です)

近い過去のホームラン・バッターで薬物問題がないのは・・
アレックス・ロドリゲス
アルバート・プホルス
アーロン・ジャッジ

3人ともメジャーを代表するようなホームランバッターです。それでもピークの時で、400塁打も100長打も達成できていません。
いかに、達成困難な数字か分かります。

翔平君 現在35試合が経過
塁打数1試合につき「2.8」ペース
年間155試合出場なら❓⇒434塁打!ガビーン!

長打数1試合につき「0.7142」ペース
年間155試合出場なら❓⇒110長打!ガビーン!

ガビーン!×2
物凄い大記録に向かっています。
アレックス・ロドリゲスもアルバート・プホルスもアーロン・ジャッジも達成できませんでした。
1試合平均で換算すると十分、達成可能です。

もし片方でも出来たら、翔平君を褒めたたえてください。
両方できたら❓
ウンと!褒めたたえてください。
英雄です!伝説の仲間入り!


※関連記事目次
項目「MBL & プロ野球」目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/11328fcdd47caf7c999058799251da3b