半作嶺(893.5m)(田辺市大塔村)に登ってきました。
山名は、昔この山に半作(ミズメ桜)の大木があったことに由来するらしい。また、この山は「乙女の寝顔」の愛称で親しまれている。それはこの山の東側が熊谷方向に切れ落ちた三つの岩峰からなり、それを北側から見ると頂上を鼻になぞらえた人間の顔に見えることによる(2番目の写真)。
1番めの写真は、登山口から見た半作嶺です。向かって左が第1峰,真中が第2峰,右側が半作領主峰です。
杉桧林の急登の後傾斜がゆるくなると半作峠に到着。ここにはお地蔵さん二体が祀られている。三森山と半作嶺の分岐点で、どちらの方向にも赤いリボンが付けられているが標識はない。
右にとって間もなく、一つ目の岩の頂に出る。ここから、ロープや木の根、それに岩を頼りに、アップダウンを繰り返しつつ、2つほどピークを越える。
最後のピークは、少し西側にコ-スをとって大きく下ってから巻くようにして、木の根や岩を掴みながら頂上に登り詰める。雑木がなければロッククライミングに近い、頂上は数人がやっと立てるほどの広さだ。
頂上からは、紀伊半島の山並みと奈良県の大峯山系の雪で白くなった山々や、南の方向には、田辺や白浜の家並みが見えました。
帰りの途中に大阪から来た十数人の中年のグループに出会いました。