2013年8月8日(木)~9日(金)
ちょっと遠出をして八ヶ岳に行って来ました
長野県茅野市の美濃戸口から5Kmほどの車の底を刷るような未舗装の狭い悪路を美濃戸のやまのこ村まで行き、そこから北沢を登り赤岳鉱泉から硫黄岳(2760m)に登り、八ヶ岳の稜線を南に横岳(2729m)を通り赤岳展望荘に一泊し、あくる日八ヶ岳主峰赤岳(2899m)に登り、行者小屋を通り降りて来ました。
総歩行距離: 18.6Km
総所要時間: 15時間40分(数時間に及ぶ休憩を含む)
累計高低差: ± 2226m
赤岳鉱泉に登って行く手前から八ヶ岳の山容が見えてくる
シラビソと苔の森が続く
こんな森の中を歩くと気持ちが和らぎます
森林限界が近付く頃突然目の前に雌と子供のカモシカが現われる、僕に挨拶をしているようだ。
標高2600m辺に来ました、硫黄岳頂上までもう少し
右手には硫黄岳から横岳への稜線が見え、多くの登山者が歩いているのが目視できます
今日はラッキ-な事に僕の十数m先を雄(角があります)のカモシカが横切りました。1つ上の写真「標高2600m・・・」の中央上の方の岩峰とハイマツの境辺です
硫黄岳頂上です、石ころばかりの広くて、なだらかな所です
記念撮影後ゆっくりマッタリしました
広い頂上の北側は爆裂火口跡があり断崖絶壁となっている、本当の頂上はあの向こうの高い所ですが、崩れかけている近くで危険な所です。
相当休んだので次の横岳に行きます、一旦降って稜線歩きで青い屋根の硫黄岳山荘の傍を通って登ります。
横岳の北側にはコマクサの群落地が(少し花の時期が過ぎています)
来た道を振り返って、硫黄岳山荘となだらかな硫黄岳
コマクサの群落地
見つけました、白いコマクサ
この斜面一体はカモシカ(?)の食害防止の為電気柵等設置していました。
向こうの急峻な岩峰が横岳最高峰です。頂上に数人の登山者。緑のハイマツと切れ落ちた崖の間を鎖等につかまりながらの登りですよ、怖かったぁ
♀カモシカもアタック開始、滑ると数十m滑落・・・・・
最後の頑張りです、多くの登山者も崖を這い上がっています、高所恐怖症の方はハ-ネスが有れば安心かも。
頂上です
上がったら降りなければ。反対側も鎖と鉄ハシゴ、大方真っ直ぐに降ります。
30mぐらいかな
此処から赤岳展望荘までは幾つかの岩峰を巻くため崖を降りたり
斜面を斜めに登ったりします、きつい岩の斜面に、鎖を持つ手にも力が・・・
ガスの中から明日登る予定の主峰「赤岳」の勇姿が
八ヶ岳主峰赤岳のふもと、稜線にたつ「赤岳展望荘」です、今夜はこの山小屋に泊まります
赤岳展望荘に着きました。風力発電の風車と携帯電話等の設備。
尾根に建ってる山小屋としては珍しく雨水を使った風呂があります。覗きに行って来ました、かけ湯、上がり湯なし、入って浸かるだけ、湯の色は茶色い御茶を薄めたような色。汚い、僕は入る勇気なし。食事もいまいち。
夜は強風と少しの雨。朝は晴れているようだがガスが立ち込めていました。
朝6時30分前にガスのなか赤岳に向け出発、展望荘もガスの中。
途中青空が広がってきたが・・・・。急な斜面をもくもく登る登山者達
えぇ、頂上の方からガスが・・・
頂上です。周りは真っ白、 45分ほど居りましたが、一向にガスが消えず降りることに。風が吹いていないのに何故か皆、何かに捕まっている。
登ってきた反対側に下りることに、少し稜線を進んでこんな急な所を降りることに・・・(大きくして見てね)
降りたらまた此処から下に
ガスがある分恐怖感をやわらげてくれます
やっと岩場から開放されましたが、今度は鉄を使った階段、上から撮影すると判りづらいが、1段1段が異常に落差があり足に堪えます。
昨日今日と廻ってきた南八ヶ岳、真上は青空、頂上辺のガスは晴れません。
やっと行者小屋です。冷たいトマトを買って丸ごとかじりました、美味かったよ
此処から登山口までは南沢を降りました。苔とシラビソの林
汗もかくことなく気持ちよく歩けました
今回の高低差