KISHOの東京・沖縄・奄美日記

沖縄にいながら奄美と東京を巡るヒゲ親父の日記

魂の職人・佐喜眞保さん

2007-11-14 11:32:48 | Weblog
昨夜のNHKテレビ・プロフェッショナルを感慨深く見ておりました。出演は装身具の技師、宜野湾市で工房・佐喜眞義肢を営む佐喜眞(さきま)保(たもつ)さんです。幼い頃の怪我がもとで、脊髄を損傷。以来、脊髄が湾曲する症状を克服しながら苦労を重ねて、身体障害者のための装身具を開発した方です。自らがハンディを抱えながら装身具の開発に試行錯誤を繰り返し、こちらもハンディを抱える奥さんと夫唱婦随でさまざまな困難を乗り越えてきました。開発されたオリジナルの装身具は、ヒジやヒザに負担をかけることなく使用できるとあって、今や全国からオーダーが舞い込んでいます。特許を取った装身具とはいえ、個人向けのオーダーメイドのために手間暇がかかります。
一度、ご夫婦とお話しする機会がありましたが、自ら開発した装身具を「極端な話ですが、寝たきりの方が起きて歩けるようになりますよ!」と自信をもっておっしゃっていたことが印象に残りました。このような方が沖縄にいらっしゃるんです。彫りの深い顔立ちの典型的なウチナーンチュで、口数少なく朴訥な方ですが、笑顔を絶やさずにバリアフリー社会の実現に夢と理想を求める魂の職人・佐喜眞保さんです。いやあ、いい番組だなあ・・番組進行の脳科学者・茂木さんと住吉アナもキャストに最適ですし・・・今回はNHKに感謝です。