竜王戦。

2017-06-27 | 将棋
ついに29連勝の新記録ですか。
中盤は後手もやれていたみたいですが、居玉の状態で2枚の角に睨まれて▲53桂打が必殺手になりそうで、後手が最善を続けるのは難しそうな局面ではありました。
増田四段の戦前コメントで「一手のミスも許されない。完璧な将棋を指さなくてはいけない」とありましたが、責められるミスではないと言え、そんな局面に持っていく藤井四段がうまかった、ということになります。

「これも勝たれたらお手上げ」と書いた俊英若手との3連戦も2連勝ですか。連勝は新記録を樹立したことで、その観点での興味は薄れるので、次戦以降はタイトル戦に向かってどこまで勝ち進むのか、が焦点になりそうです。

次は7/2の竜王戦・佐々木勇気六段戦。両者は非公式ですが2016年の岡崎将棋まつりで対戦があったんですよね。当時、藤井四段はプロになる前で、自分も同じイベントに出演したので、控室でその将棋を見ていました。結果は佐々木くんの勝ちでしたが将棋は大熱戦で藤井くんが自玉を守らないで相手を寄せにいったのを見て「谷川先生みたいな将棋だな」という印象を持ちました。
この時、控室で勝又六段が藤井くんに詰将棋を出して、自分はどうせ勝てっこないので最初から解かなかったんですが、勇気くんは藤井くんに張り合ってたんですよね。


大内延介九段 訃報(将棋連盟)
タイトル戦で立会いをして頂いた際などにお世話になりましたが、優しく、時には厳しく、我々後輩が憧れる先生でした。ご冥福をお祈りいたします。
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