B級1組順位戦12回戦、山崎七段戦。

2009-03-14 | 対局

山崎七段とは過去に通算7局、順位戦では(C2、C1、C1、B2)で4局。それらは全て昇級争いの大きな一局でしたが、今回は6勝5敗対5勝6敗という、過去に比べると盛り上がらない状況での対局となってしまいました。

 

              

 

相掛かりから、じっくりとした展開になって1図。夕食休憩を挟む1時間超の長考で△8八歩▲同金△6五歩の仕掛けを決行。歩損するのでやや無理なのでしょうが、後手陣は飽和状態で代わる手が見えませんでした。

山崎七段とは、いつも僕が玉の堅さに頼った無理攻めをする展開になります。先攻が好きな人と、先攻されるのを苦にしない人が指しているので、そうなるのが普通とも言えますが。

 

               

 

無理攻めは駒損になり、2図は△5四香と打ったところ。銀を取り返しても後手の桂香損なので、先手優勢。例によってこちらは玉の堅さだけが頼りです。

 

2図から▲7三銀打△6一飛▲7七玉ですが、山崎七段は「ちぐはくだった」と後悔していました。この後、優勢だった将棋をおかしくして嫌になったのか、山崎七段本人も呆れてしまう程の乱れ方で、あっという間に勝勢になって勝ち。久しぶりに、堅く囲ってやや無理な攻めをする自分らしい将棋を指すことが出来ました。

 

昇級争いは自力だった高橋九段が勝ってすんなりと決定。次点は8勝4敗の杉本七段、その次が7勝5敗の僕ということになりました。今期は勝ったり負けたりが続いて、どちらかと言えば残留争いになってしまったので、来期は昇級争いに絡めるように頑張ります。

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )