棋戦結果。

2012-05-24 | 将棋

・名人戦第4局は▲羽生二冠が勝って2-2のタイ。ここまで先手番4連勝。その有利さを説明するのは難しいのですが、先手の時は「一度間違えてもまだ大変」という実感はあります。すなわち「ミスの数が同じなら先手勝ち」ということは言えるかもしれません。判定ドローならチャンピオン防衛、みたいな。加えて「トップ同士+持時間9時間」という条件だとミスが最小限に抑えられるから、より先手が勝ち易い、ということなのでしょうか。同じ2日制でも8時間の竜王戦、王位戦、王将戦でここまで先手有利と取り上げれられることは少ないので8と9の1時間の違いが大きいのかもしれません。

 

・里見さんが女流王位を獲得して四冠に。時間(年齢)に制限がある奨励会に身を置いて、さらに勉強するようになったのでしょう、女流棋戦では圧倒的な勝ちっぷりになってきました。

里見さんは関西奨励会初段ですが、関東奨励会には1級に2人女性がいます。ややこしいんですが、元々女流棋士から奨励会に入った里見さんは女流全棋戦に出場します。奨励会組は現状はマイナビ女子オープン、女流王座戦のみの出場で、加藤桃子さんが初代女流王座になったのは記憶に新しいところ。全冠制覇を巡る争いも激しくなりそうで、ますますの活性化に期待したいところです。

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )