振り飛車とか。

2017-07-26 | 将棋
王位戦第2局は3手目にして前例なし、の出だしですか。近年、プロでは振り飛車党が減っている理由にソフトが振り飛車を評価しないから、というのがあります。この将棋のように序盤から2手損するのはソフトの評価値は悪いんでしょうが、そういうのを気にしない菅井七段の作戦選択は振り飛車党には心強い存在でしょう。自分も手損は嫌うタイプなので序盤は振り飛車がどうかと思いましたが、封じ手の局面は左金が47までいければ先手がやれそうで、後手の羽生王位の勝負術が今日の見所です。

振り飛車と言えば先日の▲阪口-△藤井戦は振り飛車破りのお手本のような勝ち方でした。



自分は玉頭位取りは手数がかかる割に固くないから、とあまり評価していないんですが、2013年の王将戦七番勝負で佐藤康光九段とやった時にダイレクト向かい飛車への対策として位取りも視野にいれる必要があり、中原先生の将棋で勉強したことがあります。第4局で指しました。
2筋の歩を切るのは後で▲24桂とか打たれるのが嫌なので、むしろ玉が薄くなるという認識なんですが、藤井四段のそこで得た歩を使って△45歩から動くのはアグレッシブな指し方。まるで中原先生のそれを見ているようでした。

ヤクルトの連敗がようやく止まりました。由規投手がみろく庵つながりで藤井四段にあやかって29連勝できるか、みたいな記事がありましたが、14連敗を止めたのも価値が高い1勝でした。まだまだ神宮に足を運びますが、借金27ではなぁ。。。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )