朝日杯将棋オープン戦本戦1回戦杉本七段戦。

2007-12-17 | 対局
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振り駒で後手番に。

             

向飛車に対して一直線に銀冠を目指しましたが▲2五歩と仕掛けられてしまいました。△同歩は▲同桂で角が逃げれば▲4五歩。▲7七角の睨みが止まらないので、そうなると受け切れそうにありません。

仕方がなく、図で△3二金と締まりましたがこういう歩(▲2五歩)を取れないようでは失敗としたものです。

             

苦戦を感じていましたが、ここでは△4四角が好位置なので盛り返したと思っていました。△7七歩成と△4六桂で迷って前者を選びましたが、選択ミス。

△4六桂に金が逃げてくれれば大きな利かし。仮に後で▲4七歩から取られたとしても、▲3八金がそれますし、手を稼ぐことが出来ます。

△4六桂には▲同銀△同歩▲4五歩(参考図)と応じられてまずい、と思ったのですが

                

角が逃げると▲4六金と払われて△2六歩と打つ歩がないので先手良しですが、参考図で△同桂と取って▲同金に△2六歩と打つ手がありました。

感想戦で「△4六桂は取って歩を打たれてまずいですよね」と言った直後にこの△4五同桂に気が付き、愕然。この手自体はそれほど難しい手ではないので、1分将棋とは言え見えなかったのには呆れるしかありません。

この選択ミスで形勢を損ねたようです。

                 

終盤、この王手に期待していたのですが平凡に▲4七桂と合駒されて困りました。△5六竜と金を取っても▲2五銀と桂を外す手が攻防手になるので、勝てません。金に紐を付ける▲4七銀と読んでいて「銀を使ってもらえれば・・・」と思っていましたが甘すぎました。

 

残念ながら1回戦で敗退。参考図の△4五同桂が見えないあたり、竜王戦が終わって気が緩んでいることが明らかなのでもう一度引き締めようと思います。

用事がなくなってしまった午後は免状署名を2時間。    

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