黄色い拍子木

たまのをよたえなばたえねながらへば しのぶることのよわりもぞする

メンテナンス・ウィーク

2008-03-20 11:15:20 | Weblog
何度か雨が地上を洗い、強い風が幾たびか塵を薙ぐ度に
春が紡がれていきます。とはいえ、そんなメイストーム
(と呼ぶにはあまりにも早いけれど)が吹き荒ぶ日は、
今日みたいにとても肌寒いのですけれど。なので、中々
コートやら総裏のスーツやらをクリーニングに出す事が
出来ません。クリーニング需要のある、割引キヤンペーンを
やっている事が多いこの時期に出すのが一番良いのです
けれどね。

例年はそれらだけで済むのですが、今年は靴もメンテナンス
しなくてはなりません。5年ほど前に買って、2年位前にソール
交換をした靴があるのですが、そのソールが割れてきて
しまったのです。しかも別のもう2足も!まるで休みが重なった
OL同士で旅行に誘い合わせて行くかのごとく。私への反乱で
しょうか。

どの靴もソールは皮なのですが、ゴムにした方が大分
お安いんですよね…なので、1足をヴィクティムにしてみました。
果して、どのような出来上がりになるのか…。

世の中の方ってあまり靴を直されないみたいですね。職場の
臨席は「雨が入り込んできたら捨てて、買いなおす」と言って
いました。コストを考えると、はき潰して新しいのを買った
方が安いのは安いのでしょうね、フェラガモみたいによっぽど
いい靴でなければ。交換予定の靴も、今までの修繕費を
考えたら2足は買えてしまうのでは無いでしょうか。

でも、磨き続けた結果の艶とか、はき続けた結果の皮の
柔らかさとかは売ってないのですよ。それを破棄してしまう
なんて、私には勿体無くて出来ません。

そういう物が放つエレガンスさとか哀愁が、私をメンテナンスに
駆り立てていると思うのです。
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