黄色い拍子木

たまのをよたえなばたえねながらへば しのぶることのよわりもぞする

体調を崩した日

2007-06-13 16:36:33 | Weblog
先週の日曜日の事。

昨晩の夕食後、ベッドの上で愛犬を思いながら、
ヴァーチャルの中で彼とじゃれていましたら、
知らぬ間に眠りに落ちていました。窓は開け放し、
私は布団も掛けず。

朝食後、倦怠感を感じたので、ベッドで横になって
いましたら、また眠りの世界に。

そして、眠りから現に帰ると…頭痛と高熱、そして
滝のような寝汗です。どうやら風邪を引いた様子です。

なんて心細い!
独り暮らしの寂しさと恐怖を実感しました。それと
健康であることのありがたさと。

それと共に麻疹では?と言う不安がもたげます。
確か、兄妹ともに終わっているはずです。母にメールを
打って確認しました。
すると、すぐに電話がありました。熱の事など何も
言っていないのに「しんどいんか?」と。母としての
勘なのか、彼女自身の勘なのかは解りませんが、
正体定まらぬ力の存在を感じました。

心配を掛けたくなかったので、大した事ない旨を
伝えて電話切りましたが、体の不調は2日間ほど
続きました。

頼るものも数少ない独り暮らしは気ままではありますが、
何かあったとき、暗い森の中にひとり置き去りに
されたかのような不安が沸き立ちます。

私は結婚するつもりなどさらさら有りませんが、
こういう時に支えになるような人と生活を共に
過ごせたら良いなと、この度の事で強く思いました。
勿論、誰でも言い訳ではないのですよ。動物ですら
選り好みするのですから、人間であっても当然の
欲求です。

いつか叶うのか、それとも生涯に渡り不安と連れ添う
のか。白髪の私に尋ねると、何と答えるのでしょうか。
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うたわすれ

2007-06-13 16:10:53 | Weblog
ここ数年、毎日詠んでいた短歌ですが、先月から
今日まで、一首も詠んでいません。

詠むのを止めたのではなく、詠む気持ちが沸かない
のです。ですから、とことん放置し、また気が
ぶらりと向けば詠む事にしたのです。


『名古屋過ぎ新横浜に行く車富士の高嶺の雪消えぬ間に』

ホラ、たまにぶらり。

過去のリマスタやリミックスから初めてみましょうか、
放置し過ぎては、歌用のニューロンが途切れて
しまいそうですから。
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儀式、再び

2007-06-13 16:02:32 | Weblog
只今、新幹線の中です。先月、今月と出張が続いて
います。本当は飛行機がいいのですが、E列に座れた
時は別です。何故なら、瞬間、富士山を独り占め出来る
のですから。それ以外にも車窓に移る数多の物事は
魅力に溢れ、普通に考えて、つまらないものすら、
キラキラと光るベールにくるまれているのです。

いつものように、珈琲を買いました。紅い紙コップ、白いプラスチックのふた。ブラウンの気配。

珈琲は苦くて。熱くて。私の好みとは少し離れますが、
道連れに買ったシュークリームとは、そんなに悪くない
相性です。

売り子に声をかけて、オーダーをして、受け取って、
お金を渡す、しかも新幹線のなか、たった独りきりで。
全てのアクションに気を払いながら。

やはり、大人で有ることを実感するのに、これほど
相応しい動作は無いと思うのです。口紅もマニキュアも
塗らない男の私には。

今日も名古屋は通り過ぎるだけです。摩天楼を
見上げながら。
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