真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

お世話になりました

2024年04月12日 | Weblog
受験生のバイブルと呼ばれる通称「赤本」が創刊70年を迎え、発行する世界思想社教学社(京都市)がリニューアルした令和7(2025)年版の新デザイン案を公開した。5月に刊行されるそうだ。

世代にもよるが、団塊世代にとって、赤尾の豆単と赤本は受験生の必須品で、まず受験勉強始めると同時に赤尾の豆単を購入したものだ。しかし、赤尾の豆単は消えたように思う。

同社によると、発売当初は青色や黄色もあったが、「赤色が定着してからは最大のデザイン変更になる」という。リニューアルのきっかけは、「受験生にとってみれば、赤本は乗り越えなくてはならない障壁のようなイメージを持たれていますよ」という若手社員の一言だった。 長年にわたり、受験戦争を共に闘う相棒のようなつもりで出版してきたという上原社長にとっては衝撃だったという。

 刷新のねらいについて上原社長は「真面目で硬い、厳しいといったイメージを払拭し、親しみのあるソフトなものにしたかった」と語る。編集部マネージャーの中本多恵さん(40)も「受験生に寄り添い、サポートする存在だと思ってもらいたい」と期待する。 

初めて「赤本」と自称 今回の刷新のもうひとつの特徴は、シリーズ名に初めて「赤本」の言葉を冠し「大学入試シリーズ」の名称を「大学赤本シリーズ」に変更したことだ。 赤本という名は、表紙の色にちなんで受験生や関係者らの間で広がった通称名だ。

一方、「俗受けをねらった低級な安い本」(広辞苑)という意味もあり、会社側としては「そんなイメージを持たれては困る」という思いもあったそうだ。令和元年に京都大で行われた式典で、京大教授が「赤本はひとつの文化」という趣旨の発言をし、社長は「ネガティブなイメージをぬぐえないでいたが、お墨付きをもらえたようでうれしかった」という。

同社に残る一番古い赤本は昭和32(1957)年版の京都大学の過去問題集。表紙は赤いが「昔の技術では鮮やかな赤の発色が難しく赤というよりえんじ色に近い。当時、それほど色にこだわりはなかったようです」と上原社長。

表紙の色が統一されたのは昭和40(1965)年版からだが、このときは、だいだい色だった。「書店に並べたときに目につく」という理由からで、当時のキャッチコピーは「オレンジ色のパスポート」だった。

「創業者もこれほどのロングセラーになるとは想像もしていなかったのでは。時代が変わってもずっと愛され続ける存在でありたい」と話していた。私もお世話になりました。



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