真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

無定年時代がやって来るのか?

2018年10月16日 | Weblog
年金財政の逼迫で、長く働き続けなければならない現実が迫っているように感じる。定年がなくなり「無定年」時代の到来だ。60歳で定年を迎え、悠々自適の余生を送ることは、もう期待できないと思ったほうが良いとおもう。

今年3月に大手メーカーを57歳で退職した男性は、65歳以降に年300万円ほど年金を受け取れるはずだが、少65歳までは無収入となるので貯蓄を取り崩すだけだ。100歳まで生活ができるように、自分自身の資産や貯蓄と、将来、受け取る年金の予想受給額から見込まれる収入を計算し、生活費や医療費などの想定支出額と照らし合わせた。

年収300万円は必要ということがわかるが、年金受給は65歳からだし、厚生年金受給が早晩70歳になるのももうそこまで来ていて、毎年の年金支給額も減っていることを考えるとなかなか厳しいと思うのだ。

64歳の男性は、再雇用されてからも「次の職場」探しをしているそうだ。希望は待遇面が嘱託時代と同水準で、社会保険にも加入し、厚生年金を払い続けられるところ。年金を払い続けられれば、本当にリタイアした時に得られる年金額も増えると考えてのこと。

見つけたのはギョーザ製造工場の仕事で、今は週5日、朝5時半から午後2時半まで働き、職場には70歳過ぎても働き続ける人もいる。ギョーザ工場はそれまでのキャリアとは全く違う仕事ではあるが、すべてが新鮮と満足しているそうだ。

「無定年」時代を生き抜く上では健康が絶対条件だ。年齢を重ねるほど、医療費は増えるし、医療費によって家計の収支は黒字にも赤字にもなる。いつ来るともしれない年金激減に備える上でも、健康寿命を延ばし、医療費をできるだけ抑えることが必要になる。

情報化社会になり、AIの発達によって、これからどれくらい私たちがいま担っている仕事を奪うかはわからないし、働き方そのものも変化している時代だ。100歳まで生き抜くには、まずは、健康でなければならないし、年金だけに頼って生きていく生活設計の時代ではなく、皆保険制度も早晩破綻することも考えなければなあらない。

アメリカのように、死ぬまで働き、病気になったら自殺する社会に日本も向かいつつある。
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