今日は半年前から計画していた横浜の教会の友人たち3人が我が家に来る。お友達のお誕生日会をするためだ。暑い中いらっしゃるほうも大変だと思うけど、実はお迎えする私も予想以上に大変だ。そして、お誕生日の方のたっての願いで、韓国料理を振る舞う。
韓国に行くと、お客様としてお食事の接待を受けることが多く、高級日本料理屋にご招待されることが多い。
聞くところによると、重要な人物の接待をするときや、大事な取引がおこなわれるとき、政治家や財閥の集まり、談合などは、日本料理屋で行うらしい。
日本料理屋が使われる理由として、日本の食事スタイルがこのような席に向いているという点が挙げられる。日本料理は、一品一品が間を置いて提供されるので、次の料理が運ばれてくるまでに時間がかかる。
次の料理が運ばれてくるまでの時間があることで、食事をしながらでも重要な話し合いをすることができると考える。
韓国料理は一度にたくさんの料理がテーブルの上に並ぶので、日本料理の提供スタイルのような「間」というものがない。160cmくらいある大きなテーブルに、すごい数のの料理が載っているテーブルごとお店の方2人がかりで、部屋に運んできた時には度肝を抜かれた。
日本料理屋は、個室になって仕切られているという点も、周りの目や耳を気にせずに話し合えるという利点で、韓国では、日本料理は高級料理というイメージが強いこともある。
そのため、日本料理屋を使うことで、接待の場として使うと、相手に対して「贅を尽くしてもてなしている」という印象を与え、さらには「それだけの経済力や権力を持っているぞ!」ということもアピールできる。
しかし、私が一番嫌なのは、従業員が部屋に出入りするたびに、まだ食べ終わっていないのに、お料理をどんどん片付けていくことだ。落ち着いて、じっくり味わって食べられないのだ。
日本ならお料理を下げても良いかとさりげなく聞くと思うが、まごまごしていて、よそ見でもしていようものなら、まだ食べている最中の皿もどんどん片付けてしまう。
そこで、私がああ〜っと言って、まだ食べてる最中と言って、従業員とのバトルが勃発するわけです。
韓国料理の品数の多さにはびっくりするけど、韓国の日本料理屋でも相当数の品数が定常される。たくさん残るので、いつも勿体無いな〜と思うのだ。
以前にも書いたが、韓国と日本で決定的な食事マナーの違いは、日本では食事のときにお椀を持って食べるのがマナーとされ、韓国では、日本とは反対にお椀を持たずに食べるのがマナーだ。これになれるのにも時間がかかった。