真面子の社会観察日記

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3時間以上が分かれ道

2024年08月01日 | Weblog
全国の小6と中3を対象に4月に実施された全国学力調査(国語と算数・数学2教科)の結果と、同時に実施されたアンケートの集計結果が29日に公表された。

アンケートでは、SNSや動画視聴に費やす時間が2022年度と比べて延びていることが明らかになった。さらに、これらの時間が長くなると平均正答率が低くなる傾向もみえた。

平日に携帯電話やスマートフォンを使ってSNSや動画視聴をする時間を尋ねたところ、「1日あたり3時間以上4時間未満」と答えたのは小6で8.7%(前回22年度比で0.1ポイント減)、中3で14.2%(同0.4ポイント増)。「4時間以上」は小6で11.8%(同0.9ポイント増)、中3で17.9%(同2.5ポイント増)。中3では「3人に1人が3時間以上」という結果になった。

SNSなどの使用時間と、各教科の平均正答率も調べた。どの学年のどの教科でも、使用時間が長いほど、正答率が低くなる傾向がみられた。特に差があったのは中3数学で、使用が4時間以上のグループと30分より少ないグループでは、平均正答率が18.5ポイント違った。最も差がなかった中3国語でも、12.3ポイント差があった。  

使用3時間以上の子、勉強時間少なく  使用時間と、授業以外の勉強時間との関係も調べた。使用を3時間未満と3時間以上のグループに分け、平日1日あたり30分以上勉強していた割合を比較。使用時間が短いグループのほうが勉強している人が多く、小6で13.8ポイント、中3で14.1ポイント差があった。  

平日休日問わず、勉強時間が長いほど正答率が高い傾向にあることは、今回の調査でも明らかになっている。しかし、1日30分以上勉強している割合は、小中とも21年度から減り続けている。  

文科省は、テレビの視聴時間が減った代わりにSNSなどの時間が増えた可能性もあり、勉強時間の減少がSNSなどの使用だけが原因とは言い切れないと指摘した。

なぜなら、経済協力開発機構(OECD)の国際的な学習到達度調査(PISA)で、日本の成績は高水準を維持していることが理由という。  

ただ、SNSなどの使用時間が「3時間以上」のグループは、スマホなどを「持っていない」グループより正答率が低かったことも挙げ、「一定の使用時間の長さが影響を与えることは見て取れる」として、長時間使用に警鐘を鳴らした。
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