学卒後は専門へ

就職活動で内定をとれなかった大学生が卒業後に、専門学校に行くケースが増えて来ている。専門学校で資格やスキルを身につけて、新卒で就職活動の再挑戦しようという学生達だ。大学に対して、世界に通用する人材や、企業や社会が求める人材を育てられない大学が６割以上だと回答しているアンケート調査もある。

以前は、専門学校から４年制大学へ編入学してきたものだが、時代が変わると様子も変わる。今や大学から専門学校へ行く。理由は、大方新卒特権をもう一度利用して、就職活動に励もうということなのだが、果たして２年後の経済はどうだろう？

もちろん、こんなに変化が激しい時代に２年後のことなど誰も予想出来ない。民主党の公約が物語るように、政権政党になったとたんに公約違反ばかりだ。以前は民主党批判を止めろという意見が多かったのが、今はもっと批判して欲しいと言う激励があるというくらいだから世論は怖い。

話戻って、今の新卒重視の企業の採用活動が当分変わるとは思えない。仕方なく、専門に行き、再度新卒でというのも分からない訳ではないが、面接の際に聞かれる項目が増えるだけなような気がする。なぜ、４年生で就職しなかったのかと？さあ、あなたは何と答える？と同時に、大学教育も変化を求められているのが分かる。