本と映画とアイドルと ~数少ない趣味の記録~

本や映画、アイドルについてまとめた、作詞家「福田花音」推しによる、記録のためのブログです

映画55本目-2017|ザ・サークル

2017-11-19 14:52:43 | -映画 2017




世界的なSNSの大企業「サークル」。

あらゆる情報をシェアすることこそが透明化された完全な社会をもたらすという信念のもと成長を続けている。

そのサークルに採用されたメイ(エマ・ワトソン)。

サークルのコミュニティ内で少し過剰なまでのシェアを求められ困惑しながらも、その企業文化に少しずつ染まっていく。

あるとき、ふとしたきっかけでサークルの経営者ベイリーの目に留まり、新製品の実験に手を貸すことに。

メイは24時間、すべての情報を公開することで透明性が必要であることを証明することになった。

あっという間に全世界にフォロワーが広まり、メイは一躍、時の人に。

勢いに乗ったベイリーとメイはさらに進んだ新サービスの導入を目指したが、過熱した情報のシェアが悲劇をもたらすことになった-



TwitterやFacebook、LINEなどなど、関わっていない人はいないのではというくらい浸透しているSNS。

個人がさまざまな情報を発信し、それを多くの人が享受できるようになり、とても便利な世の中になりました。

一方でプライバシーの問題など、行き過ぎた情報公開が危険をもたらすこともあります。

この作品ではSNSの行きつく先について1つの可能性を示しています。


多くの目があれば犯罪など悪いことをしなくなる(できなくなる)、あるいは逃亡している犯罪者を見つけることもできるかもしれない。

何をしているのかわからない政治家の行動が白日の下にさらされるかもしれない。

そういう可能性があれば人には抑止力がはたらいて、正しい世の中に進んでいくだろうというのがサークルの主張。

しかし自分の情報が誰にでも見られるようになったとき何が起こるのか。

いつでも誰かに監視されているような世の中になることが果たして良いのか。

いろいろと考えさせられる作品でした。


だからといってSNSを無くせばいい、とは自分は思っていません。

情報のシェアによってわからないこともわかるようになってきます。

あとは程度の問題です。

行き過ぎはやっぱり良くないでしょうね。

それはあらゆることに言えることです。


映画としては正直、もう一押しほしかったかな~という印象。

終盤があまりにもあっさり終わってしまった感じなので。

焦点を当てているところがそこではなかったと言ってしまえばそうなのでしょうけど。


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