本と映画とアイドルと ~数少ない趣味の記録~

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分散することの意味

2014-01-26 18:22:46 | 資産運用
分散投資を始めて7年目になります。

ここで改めて、投資対象を分散することについて自分なりに振り返ってみることにします。


投資にはいろいろな格言がありますが、その中に「卵は1つのカゴに盛るな」というものがあります。

投資をしていなくても意味はすぐにわかると思います。

1つのカゴに卵を入れておくと、何かあったときにすべて割れてしまうので、いくつかのカゴに分けておきましょう、ということを示したものです。


さて、では分散投資について考えてみます。

たとえば、A社、B社、C社、D社があったとして、それぞれ1株1,000円だったとします。

この株価が明日にはそれぞれ1/2の確率で2,000円になるか0円になるとします。

ここに、3人の投資家Xさん、Yさん、Zさんが1,000,000円の資金を使って投資しようとしています。


XさんはA社の株を1,000株(=1,000,000円)買いました。

YさんはA社とB社の株をそれぞれ500株(=500,000円)ずつ買いました。

ZさんはA社、B社、C社、D社の株をそれぞれ250株(=250,000円)ずつ買いました。

では、明日の成績はどうなるでしょうか。


Xさんの資金はA社の株価が上がれば2,000,000円、下がれば0円になります。

Yさんの資金はA社、B社の株価がどちらも上がれば2,000,000円、一方だけ上がれば1,000,000円、どちらも下がれば0円になります。

Zさんの資金はA~D社の株価がすべて上がれば2,000,000円、4社のうち3社上がれば1,500,000円、2社上がれば1,000,000円、1社上がれば500,000円、すべて下がれば0円になります。


こうやってみると、最大で2,000,000円、最小で0円という結果は同じです。

違うのはそれが実現される確率です。

Xさんは1/2の確率で資金が0になってしまいますが、Yさんは1/4、Zさんは1/16と資金が0になる確率が減ってきます(ただし、0ではない)。

一方で、資金が2,000,000円になる確率はXさんが1/2で一番高く、Yさん、Zさんの順に1/4、1/16と確率が小さくなっていきます。


これからわかることは、投資対象を分散すると、100点は取りにくいけれども0点も取りにくい、そこそこの結果が得られるようになるということです。

資産運用を続けていくうえで大事なことは資金が枯渇して市場から退場することなく、続けていけることだと言われています。

その意味で「分散」が重要になってきます。

Xさんが投資を続けられる確率は1/2ですが、Yさんは3/4、Zさんは15/16の確率で投資を続けることができます。


ここからは考え方次第です。

がつんと稼ぎたければXさんのようなスタイルになるでしょうし、それが怖ければZさんのようなスタイルが好ましいでしょう。

Xさんのようなスタイルでも、銘柄をしっかり分析すれば0になる確率を高めることができるのかもしれませんが、そこに割く時間が十分にない人もいます。

だから、あまり時間をかけずに、そして長く続けられるように、投資対象を分散して時間をかけて積み立てをしていくという方法があるのだと思います。

ただし、分散したからといって、必ず儲かるわけではないということには注意が必要です。


ということで、自分への確認を込めて分散投資について振り返ってみました。

これからも地道に積み立て投資を続けていく予定です。


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