昭和64年に起きた少女誘拐殺人事件。
懸命に捜査したけれども犯人は捕まらず。
そしていつの間にか、時効があと1年に迫ってしまいました。
このまま時効を迎えてしまうのかと思った矢先、警察庁長官の視察に端を発し、再び事件が動き始めます。
そこには警察内部の隠蔽体質やマスコミとの対立など、事件の解決に向かうべきところに疑問が出てきます。
本当に事件は解決できるのか、そして犯人は誰なのか?
予告はよく目にしていた作品ですが、なかなか手に取れませんでした。
映画とはいえ、特に子供が犠牲になる内容は堪えるので、なかなかその壁は高いです。
その壁を乗り越えていよいよ見たわけですが、想像以上に良い作品でした。
とてもパワーを持った映画
見終わったあと、非常に圧倒されました。
前編/後編の2部作なので単純に時間が長いということもありますが、もちろんそれ以上にパワーが伝わってくる映画でした。
全体的に流れる時間は静かなのに、何だか激しさを感じ、最後には疲れていました。
こういう風に感じられる作品は本当に良い映画だなと思います。
出演者がまたすばらしい
出演している役者さんは錚々たるメンバーです。
どちらかというと年齢を重ねた渋めの方が多いですが、そういう方々が作り上げているからこそ、より受け取るものが大きかったように感じます。
出演者は大事なんだなとあらためて感じました。
警察やマスコミの…
事件の解決を目指してがんばっている人がいる傍らで、必ずしもそうではない人がたくさん出てきます。
犯人逮捕より保身に走る人、センセーショナルな報道ができれば何でもいい人、などなど。
映画とはいえ気分は良くなかったですね。
実際はこうではない、、と信じたいところです。
まとめ
とにかく、見終わった後にぐったりしてしまうぐらいパワーを持った映画でした。
これはもう見てもらわないと伝わりません。
役者さんの素晴らしさも感じることができる、とても良い映画でした。