昨日出来た事 その４

昨日の一番のハイライトはこれじゃないでしょうか？って言っても何処の写真じゃって感じですか実はこれドンガラのエンジンルームを下から見たところですがシルバーの部分が天井になり、本来はインシュレーター、いわゆる消音材（スポンジ状の物）が張って有ります。ところがこのスポンジ結構な曲者でポルシェに限らずこの世代のメルセデスなんかもこれが劣化してボロボロになります。当然交換する事になるんですがこれが大変で何故かって言うとを見てのとおり天板にクリップで留めてるんですが、スポンジですからそれだけじゃ垂れてきます。で、接着しちゃう訳ですよね熱でボロボロになってるスポンジが接着してあってそれを剥離する作業は粉塵を頭から体中に浴びる様な物で、髪の毛の隙間は勿論、目、鼻、口から降り掛かってきます。前置きが長いですが、その割にはメリットは多少の騒音の減少位ですからクルマ好きにとっては何のメリットも無いと言っても良い位です。

そこで、工場主と喧々諤々意見を交換した結果がこれでした。難燃性の素材にシルバーのコーティングを施してあります。スポンジに比べれば薄い素材ですから消音効果は無いですが、明らかに軽量で断熱性には優れます空冷エンジンのリアからの熱って結構凄いので効果に期待しています。それと良く見て欲しいんですが（じゃ分からないか）この素材まるで純正品？って言う位良い仕上がり（かなり自己満足）になりました明らかにオリジナルより良いと思います

 

そして、昨日のラストはこれエンジンマウントです。左がノーマル。右がＲＳ用です。このマウントでエンジンを吊るしているのですが左のマウントはラバーが結構くたびれてると言うか、振動を極力ボディーに伝えない構造の為、加減速時やコーナーリング時にエンジンが振られる事になり、フリクションが増します。それを今回硬質ラバーのＲＳ用に交換してエンジンの振れを抑えるつもりです。

因みにこんな感じで付きますが何処だか分かりますか

話が前後しますが、上のはミッションマウントです。エンジンマウントがエンジンミッションを後ろで支えるとすれば、ミッションマウントは前を支える事になります。は樹脂せいのカップ用ですが本来はこの部分にラバーが使われます。ここを樹脂にした場合本当はリアのマウントはアルミ削りだしのリジットマウントにすべきかとも考えましたがそうするとリアのエンジンステイ自体の強度が足りないとのアドバイスを受け前は樹脂、後ろは硬質ゴムでセットアップしてみる事にしました。多分ポルシェライフの腕ならこれで十分だと思います

ミッションマウントは左下のボディステイとのジョイント部、丸い所に収まってます

 

 

昨日出来た事 その３

次はエンジンルームって言っても主役のエンジンはまだ居ませんいや正確にはその主役を迎え入れる為の準備です

ここはエンジンルーム左側直ぐ横にはＯＥＬの文字。このシルバーのアルミが鈍い輝きを放つ場所にはオイルフィルターが取り付けられます。エンジンオイルの容量の大きなポルシェ（９６４は１３Ｌ）はオイルフィルターもかなり大きいですね。１Ｌ位入るんじゃ・・・って感じです。何故こんなところにこんな付け方なのか・・・って思うほどフィルター内に残ったオイルがこぼれます

そのオイルフィルターとオイル注入口の奥に見えるシルバーの筒。これは燃料フィルターです。このクルマの燃料フィルターは３万ｋｍ弱で変えてましたから、今回交換しました。右上のオレンジのレバーはオイルゲージです。

昨日出来た事 その２

これはフロントタイヤハウジングの中です。２つ目の作業はこの金属のホースへの交換です。これはフロントブレーキ用のホースですが、当然前後左右のブレーキ毎に１本ずつ付いていますから４本交換しました。本来は硬質ゴム製の物ですが、ブレーキのタッチを良くする為に、ステンレスメッシュの物に交換しました。これによりブレーキを踏んだときにホースの膨張を防ぎブレーキ操作がより、スピーディーに確実になる事が期待できます。

続いて前の右端にも写ってますがこのH&Rなる鉄棒状の物を取付けました勿論元々この場所に同様の鉄の棒（スタビライザーって言います）が付いていました。これまた何故替えたのかって話ですが、簡単に言えば足回りの剛性を上げるため。このスタビライザーって左右のサスペンションアームに繋がってますから、コーナリング時にロール剛性を大きく左右しますよね？サスペンションのグレードアップに合わせスタビライザーを２０ｍｍから２４ｍｍに効果の程は・・・お・た・の・し・み

徐々に完成への期待が高まります。足回りはこの後、サスペンションアームの強化ブッシュへの変更取付け、そして本丸のサスペンション、ファインアティチュードの取付けが・・・。

昨日出来た事 その１

久しぶりにファクトリーで作業した事を書きましたが、クルマを下げて何枚か写真撮っただけかよって思いましたかまあ、下の写真見りゃ放置状態なのは否定出来ませんが・・・埃で真っ白

でも、今回はちゃんと作業もしたんです最初はこれ

って何でしょこれ分かり難いですですよね？実はこれクラッチのパーツです。運転席側でクラッチペダルを操作すると、ペダル側のピストンシリンダーから油圧がクラッチに伝達されますが、そのクラッチ側のシリンダーです。実はこのパーツ、オイル漏れが有ったとかの問題があった訳では有りません。何を思ったかポルシェライフはエンジン、ミッション降ろしてるのに、ドライバーシートに座った際にクラッチ踏んじゃったんです。本来有るべきクラッチが無い訳ですから、踏み抜いちゃった簡単に言えばピストンが飛び出しちゃったんです。馬鹿ですねぇ～交換したパーツをバラしたら、問題なかったので、前のもストックって事にしますが・・・