春夏秋冬

日々流されないために。

NHKスペシャル「望郷」を見て

2005年05月15日 21時20分26秒 | Weblog
先日の5月7日放送されたNHKスペシャル「望郷」は、すばらしい内容だった。「ソ連捕虜収容所で咲いた国境を越えた友情の物語・56年ぶり奇跡の再会、感動の実録ドラマ」というキャッチフレーズが付いていたが期待を裏切らない内容だった。
 
主役を演じた関口知宏さん
関口宏のご子息だとのこと。この人は、このドラマではじめて目にしたが、厚い演技だった。薄っぺらな感じがしないのが、実によかった。将来大物になるかも知れない。
 
アールヒップさんを演じたクリスチャン・ポパさん
この人も好感の持てる俳優さんだった。後半出てくる本物のアールヒップさんにびっくりするくらい似ていた。
 
望郷のバラード
何ともの悲しい旋律だろう。しかもバイオリンの音色の厚いこと。後で分かったが、天満敦子さんと言う人が弾いていた。この人はまた、望郷のバラードを弾くにふさわしい人らしい。
 
最後はなんと言っても主人公のお二人
渡辺俊男さんは、新聞のテレビ番組解説欄によると90歳というお歳。アールヒップさんも80歳を超えられていた。50年後に再会できたのも、生きていたから。よくぞ過酷な捕虜収容所生活を乗り越えられたこと。これに乾杯だと思います。小生の親戚に渡辺さんと同じ、長いシベリア抑留生活をして、本土への復員も最後の最後だった人がおります。今、90歳を超えておりますが、至極健康です。若いときに過酷な生活を経験した方たちがむしろ、いつまでも元気で、考え方もしっかりしている? そんな気も致します。
  
よいドラマでした。
天満敦子さんの「望郷のバラード」のCD、野田市の興風図書館にあったので、今度借りてこよう。



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