私は3月1日に八十路を迎え、貧乏と平穏無事な人生を懐かしく振り返っています。

私は生まれたとき育った土地と建物を戦時中飛行機場に接収され、4歳では父を戦闘機で、15歳には母を肺結核で亡くしました。

平和な70年はしり過ぎました。その結果が戦争と紛争です。ここらでゆっくり地球の未来を考えましょう。

2015年04月05日 | 地球の大変動

 

さくら満開、雪残る伊吹山、川には鯉のぼり

テロの恐怖は、アフガニスタンやイラクだけでなく、フランスでのシャルリー紙襲撃事件、チュニジアの博物館襲撃事件、今月に入っては、東アフリカのケニアでは大学内の礼拝所を襲撃して150人の死者を出しました。3つの襲撃事件は過激派組織ISではありませんが、何れも、その影響を受けるイスラム過激派組織で、観光客など欧米のキリスト教徒を狙った犯行とされています。

欧米とその有志連合は空爆により、ISなど過激派組織を弱体化させようとしていますが、地上軍はアサド政府軍とクルド人くらいで、戦況は膠着しています。殺戮や暴力には強力な拠点爆撃で援護しても、これら過激派組織は、80年代にアラブ諸国からムジャヒディン(イスラム戦士)と呼ばれる青年が集まって作られた武装集団アルカイダに触発されて、組織化されたもので、拡大することがあっても、簡単には無くなりません。

過激派組織の発端は、ソ連のアフガニスタン侵攻と米国のイラク攻撃です。二つの戦争は大きな成果を得ることなく、破壊だけを残して、連合軍が途中で放り出してしまいました。始末を付けなかったことが、現在に混乱を残しています。この責任は、戦争を起こした世界の富を独り占めにしている欧米列強と先進国が取るべきです。

各国は国連に結集して、中東への人道支援を大幅に増強して、大国の拒否権を封じて安保理決議をすべきです。

人命を軽んじるテロや過激な暴力は止めなさい、許さないとして、テロ防止有志連合を結成した軍隊でいくら空爆しても、空爆により新たに発生する死者と物的損害は計り知れず、過激派組織の軍人やその家族たちのキリスト教徒や仏教徒に対する憎しみが強くなるだけで、消えることはありません。

今、地球の未来が危機に差し掛かっています。今日の新聞には、チリ北部のアタカマ砂漠に歴史的な豪雨があり洪水が起き、死者25名、行方不明125人の被害ありました。

早く戦争や紛争の無駄を無くして、温室ガス排出削減のため各国が協力し合わないと、異常気象現象の発生で、地面は水没し、森が無くなり、砂漠化し、莫大な被害に遭うことになります。

それこそ生きる為の争いが更に起きることになります。

必要なことは、世界に起きている戦争を直ちに止めさせて、国連創設70周年を機に日本が先頭に立って、有志連合を引き込み、時代に合った国連改革を進めることです。

話し合いと民意により世界の平和と責任を持つ安保理の新しい構成を作ることです。その上で、過激派組織に対して取り得る強硬策も出ることで、世界に平和がやってくると思います。

こうすることが積極的平和主義というものです。今政府が考えていることは、まかり間違えば、戦争に巻き込まれる危険な集団的自衛権であって、積極的平和主義とは言えません。

世界中の戦争は直ぐに止めなければ、地球は破滅です。戦争や紛争のない陸地には木や緑がありその中に、ささやかな生活が有れば、世界は平和だというものです。

蘇生 

 



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