私は3月1日に八十路を迎え、貧乏と平穏無事な人生を懐かしく振り返っています。

私は生まれたとき育った土地と建物を戦時中飛行機場に接収され、4歳では父を戦闘機で、15歳には母を肺結核で亡くしました。

中東では集団的自衛権と積極的平和主義は、逆効果に

2015年01月22日 | 人類と村

 

岐阜の大竜寺だるま供養

 安倍首相が掲げる「集団的自衛権」と「積極的平和主義」が早くも、大きく国際大舞台に躍り出ました。イスラム国に拘束された二人の日本人は、中東・イスラム世界の現状を把握するため、取材やボランティアをしていたのに、首相の中東訪問時期に2億ドルの人道支援を表明した直後、 許しがたいテロ行為と非難されたイスラム国に上手く利用されました。

 拘束された日本人殺害予告は、昨年の集団的自衛権行使容認のための法案整備を閣議決定したことにあります。中東において軍隊を持たない平和国家日本が、ホルズム海峡において米国と共に機雷除去に協力できるようにしたことです。

 もう一つは、日本のボランティアODAが、途上国援助として実施してきたものを、他国軍の災害救助等非軍事目的の開発援助を可能にする協力大綱に拡大したことにあり、         積極的平和主義が日本人殺害予告に繋がっています。

 アメリカや、フランスがイスラム国をテロ国家として、爆撃を続ける限り、日米欧同盟の名の下に日本が「積極的平和主義」叫んでも、海外では非軍事であっても日本が提供した物資や技術は他国で軍事転用される可能性があります。イスラム国にこの不安があっては、          二人の殺害を阻止することはできません。 

 今年は戦後70年の節目です。どうして地球上に紛争が無くならないか。戦前に戦争ばかりやっていた日本が、戦後の70年間を復興、繁栄して平和が続いたか、世界はどう評価して来たか。良く見つめ直してみたい。

平和憲法の「戦争の放棄」「戦力の不保持」「交戦権の否認」を守ることことで、世界からナショナリズムの火種を無くするお手伝いができないか考えてみましょう。

蘇生

 

 

 


地球上の資源を人類だけで使ってしまってよいですか。

2014年10月13日 | 人類と村

 

写真 土岐市妻木町の流鏑馬

二本足を持つ人類が、サルから進化して、

生きるために村を作り 集団生活を始めます。

動物が群れを作るのとどこが違うのでしょう。

人類だけが、言語を使っています。

動物は、自らの生命は、自分で守るしか ありませんが、

人は、国という組織の中にいて守られています。

地球上にある170か国は、今、経済成長の中で、

富の増殖に走るあまり過剰で不公平な競争を続けています。

限界がある地球上の資源を100年足らずでほぼ使い切り、

新たな資源開発に躍起になっています。

資源開発が軌道に乗れば、開発国は生き延びられるかもしれません。

 しかし、それは1部の国だけで、他の多くの国は生きて行けなくなります。

 イラク北部からシリア東部を占拠している「イスラム国」は、

 資源を独占してきた政権から、スンニ派が外国からの志願兵を雇い入れ

武力で石油精製施設を奪い、イスラム革命を目指している。

 スコットランドの国民投票は、北海にある海底油田は

スコットランドの 領地にあるとして、

イギリスからの独立を求めた運動です。

 香港での学生の道路占拠は、香港市長選挙に中国共産党以外の

候補者を 認めない現行制度を不当とするものです。

 学生の主張が通り、市長に党以外の者が当選した場合には、

香港銀行は 共産党以外の管理者が管理することになり、

中国経済の打撃となります。

 どの国も、経済が低迷期にあるときには、資源問題、食糧対策から、

 国内における政党、階級、宗教、民族対立が激化してきます。

 今こそ、地球の危機です。国の内外で争っている時ではありません。

 国境線を取り除き、自国のことでなく、地球全体を眺めて

 競争をするのでなく、資源を大切にして、贅沢をしないで、

 食糧やエネルギーを極力節約する生活方法を

考えて行くようにしましょう。

 これからは、富国強兵して戦争をするのではなく、

大陸は一つになり、すべての国境をなくして、

仲良く、質素に 地球のために暮らして行いきたいと思います。

 蘇生


日本人の平均寿命80.67歳を超えました。中高大学校同級生はまだ半数以上います。戦争を知る老人は、日本について語る場が無くなりました。

憲法は、アメリカのマッカーサーに準備してもらったかもしれませんが、一院制を二院制に、土地を国有から私有に替えたのは帝国議会草案でした。 議会の審議では自衛戦争の放棄は草案の中にあり、吉田首相も正当防衛や、国の防衛権による戦争もしないと壇上で明確に述べていました。 草案は、衆議院は反対八票の絶対多数で、貴族院の満場一致で可決しました。 ただし、衆議院では九条二項に「前項の目的を達するため」を加えて修正しました。二項は戦力を保持しないとしており、後に、自衛のための戦力が議論されることになりました。 憲法改正から68年の昨年は、安保法改正で国会や、法律家、若者、お母さんが、戦争を意識させるとして、議論されるようになりました。 平和は、日本だけでなく、世界中が戦争をしない国にしないと続きません。しっかりと政治を見て行きたいと思います。