私は3月1日に八十路を迎え、貧乏と平穏無事な人生を懐かしく振り返っています。

私は生まれたとき育った土地と建物を戦時中飛行機場に接収され、4歳では父を戦闘機で、15歳には母を肺結核で亡くしました。

秋を感ずる間無く、今度は寒波来襲。

2013年11月21日 | 自然現象の異変

 

(大井発電所を築いた福沢桃介と貞奴の恋をオペラ化 11月17日上演)

11月に入り、漸く秋が来たと思っていると、フイリッピンのレイテ島に

900mbを下回る巨大台風が上陸して、瞬間時速90kmの強風と

4mを超える高潮が襲い、タクロバンは全集落が壊滅的被害を受けた。

この30号台風が大陸へ向かうと、今度は日本にロシアから

強烈な寒気を持った高気圧がが南下して、東北・北海道に

大雪を運んできました。富士山は麓まで真っ白になりました。

気候変動枠組み条約ワルシャワ会議(COP19)で

フイリッピン政府代表は「この気候変動は狂気だ。

この狂気を止めよう。」と涙をこらえて演説しました。

温暖化の被害を食い止めるためには、

2050年までに温暖化効果ガスを半減させる必要があります。

そのために先進国は、3年前のCOP16で20年までに

90年比25~40%削減することで合意しています。

京都議定書に代わる新たな削減ルールは

15年のパリ会議で決めることになっています。

しかし、日本は原発を動かせないとして、

20年目標を05年比3.8%。90年比では

3.1%の増加になる案を提示しています。

国内の原発52基は、膨大な資金と国民の協力で

作り上げてきた資産です。

この資産は、危険を孕んでいるかもしれません。

しかし、使わないで放置していても、危険はなくなりません。

衆知を集めて危険を防止する方策を執りながら、

資産は利用して少しでもCO2を減らさなければ、

日本の温暖化による深刻な被害は、無くならないと思います。

蘇生

 


日本人の平均寿命80.67歳を超えました。中高大学校同級生はまだ半数以上います。戦争を知る老人は、日本について語る場が無くなりました。

憲法は、アメリカのマッカーサーに準備してもらったかもしれませんが、一院制を二院制に、土地を国有から私有に替えたのは帝国議会草案でした。 議会の審議では自衛戦争の放棄は草案の中にあり、吉田首相も正当防衛や、国の防衛権による戦争もしないと壇上で明確に述べていました。 草案は、衆議院は反対八票の絶対多数で、貴族院の満場一致で可決しました。 ただし、衆議院では九条二項に「前項の目的を達するため」を加えて修正しました。二項は戦力を保持しないとしており、後に、自衛のための戦力が議論されることになりました。 憲法改正から68年の昨年は、安保法改正で国会や、法律家、若者、お母さんが、戦争を意識させるとして、議論されるようになりました。 平和は、日本だけでなく、世界中が戦争をしない国にしないと続きません。しっかりと政治を見て行きたいと思います。