馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

青春無頼19歳の焦燥13  老いた最終は優秀な奴 馬鹿な奴皆同じ。

2021-08-20 07:43:34 | 日記
青春無頼19歳の焦燥 12 大学受験。


続きです。


二十歳になる寸前で、住所曖昧、無職、放浪少年は
身分証明書を持てるようになるのですが
両親の生まれ故郷である、栃木那須に向かいます。
兄は疎開先である那須で生まれましたが
次男の私は東京の下町アパートで生まれた。


戦後直ぐの子供達は、アジア諸国の子供に見えます。
私もこの中に写っています。


高校卒業する前に、那須にある山に登りに行く。


お袋の妹の家に泊まった。


鶏頂山



高原と池塘が広がる当時は人気ない山であった。


今でも想い出深い秋風吹きはじめた草原は18歳の心に癒し吹き抜けた。


その時、祖父祖母の墓参りでお袋の実家に寄った。
私よりずっと年下の従兄弟が二人来た。


写真で竹棒で柿を落とそうとしている小学生は
お袋の弟の息子。


余談ですが、栃木県は医学部がない唯一の県であった。
何としても、県内に医学系大学を誘致することが悲願であった。


そうして、自治医科大学設立され栃木県に大学が設置


地域医療を目的として学費約2600万円免除
貧しい家庭の子弟も可能になった。


各自治体の優秀な高校生が受験した。


コロナで奮闘する尾身会長は第一期生である。



従兄弟は、トップのT大学を現役合格して直後に横浜の実家に泊まった。
その夜、栃木から一報があった。


自治医科大学に補欠合格の知らせ。


栃木県は誘致した関係上、特に優秀な地元県の高校生を受験させたが
軒並み不合格であった。

前ページにも正規補欠合格を記したが
大学上の振り分けの必要性であって大した違いはない。
反って、補欠の方が後に奮起する。


迷ったが、そのままT大に進学。
卒業後、大手電機メーカーに就職。



研究部門に従事して、数々の特許を取得したが
関連のシンクタンク社長で退職。
本社の役員に成れず遠く離れた兵庫で暮らす。
パチン三昧の日々である。


もうひとり傍らにいる従兄弟はお袋の妹の子である。
W大政経学部を出て大手銀行に入ったが、バブルで倒産。
毎晩 一人酒の日々。
二人共田舎高校出身で予備校にも通わず
現役合格したが出世もせず、一介の平凡なサラリーマンだった。


私の出身高校も優秀なのがいたが、野心を秘めて
娑婆に飛び出したが74歳の今、見渡すと
頭の良し悪し
要領の良し悪し
機敏な奴
鈍重な奴
様々な人間を垣間見たが、
利口も馬鹿も最終人生は大した違いはない。


恨まれて墓に放尿されるのは避けたい。


最も私の場合は、墓に放尿したい奴もいるが
墓地を知らない。



死は軽々しく語れない。
が 想いずる心は人それぞれ。
願わくば 畳の上で死。
死ぬことに失敗はないだから
自ら選択する必要はない。


生死有命!


富貴在天!


(財産や地位は天命によって決まっており、人の思い通りにはならないということ)。


一切是命運決定!


死ぬか生きるかは天命による。富貴になるかどうかも天命による。(しょせん人間の力ではどうにもならない


幼き時、物事知らず
老いては白髪老人、体弱く
若い頃 青春は一瞬の光芒か


若い頃 人間が体苛め
老いては 体が人間苛める。


残るは 残影のみ!

続く。











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2 コメント

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Unknown (tkgmzt2902)
2021-08-20 20:06:21
昭和の香り、いいですねぇ!
あの頃はみんな輝いていました。上を向いていました。
一生懸命生きてきました。
多分今の若者にはない・・・。
後期高齢者になれば、みんな同一線上。思い出は美しく甘美になります。それを持ち合わせているだけでも素晴らしいと思います。
昭和、それも戦後を、知っている者だから、懐かしく拝見しています。
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Unknown (馬鹿も一心です。)
2021-08-20 21:54:49
コメントありがとうございます。

人生に百歳なし
幼き時、物事知らず
年老いて体弱く
ただ、残るは青春の数年の残影
名誉と富貴に骨身を削っても
やがて、みな白髪の老人。
返信する

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