馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

H&M 栄枯盛衰

2010-10-12 11:35:53 | 日記




10月10日(日)窓から、H&Mの看板が見える・
10月8日(金)にファーストファッションと呼ばれる
スウェーデンの若者ブランドがオープンした。
冷やかし見物に出かけた。
やあ!出入り口は人で溢れている。
ユニクロはシンプルファッションだが
ちらりと見ただけだがデコレーションファッションで
確かに安い。
オジサンの私など相手していない。
この場所は以前アクタスという家具店が入居していた。
ららぽーとがオープンした29年前はスウェーデン家具のイケアが
入っていた。 今は近くに巨大店舗がある。
私の住まいのエントランス前がヴィヴィットスクエアという
ショッピングセンターだがそこにはOK家具が入っていたが
昨年撤退、周辺の家具専門店は殆ど無くなってしまった。
スーパーは無くなると困るが家具店が近くに無くなっても困らない。
スウェーデンの小説「ミレニアム」を読むと
やたらと「イケアの家具を買う」という言葉が出てくるが
ニュアンスとしては安物家具、日本のニトリの家具といったイメージだ。
この周辺に30年近く住んで転居も3回したが
その間、周辺店舗の栄枯盛衰をかなり見てきた。
最初の住んだマンションは、船橋ヘルスセンター跡地
東京近郊で一番」大きな娯楽センターとして一時代を築き
温泉と踊りが有名で東洋一大きいゴールデンビーチプールがあった。
住居の窓から大劇場の楽屋口が見え、ドリフターズの全員集合の
生放映をしていた。
しかし70年代娯楽の多様化が進み衰退していった。
閉鎖と同時に広大な土地活用がなされた。
当時サラリーマンであった私は少しだが間接的に関わりが生じた。
その情報の下で、始に住人を増やす目的でマンションを建てた。
新婚で松戸に住んでいたが、関係者には半ば強引に購入を
勧められて買ったのだった。
私が住んだのはボーリング場跡地に建てたマンション。
入居当時は日常品も買えない何もない処だったが
数年後にららぽーと、という日本一大きなショッピングセンターが出来
京葉線が開通した。
これらの情報は事前に掴んでいた。
近くにあったゴルフ場は閉鎖され、巨大迷路が出来た。
ブームが去ると、屋内人口スキー場 ザウスが建設された。
それも、スキー人口が減少閉鎖
現在、跡地はマンション群が林立
現在私が住んでいるマンションも
自主解散した「社員は悪くありません、わしら悪いんです」で泣いた
社長がいた山一證券の研修所と運動施設だ。
その後、メリルリンチに買収されたが結局ダメで
高層マンションが建った。
ららぽーとは当初、核テナントして そごう、ダイエーがあったが
既に消え、専門店も入れ替わりが激しい。
私の会社と取引があった関西の会社が5年前出店したが
1年で撤退、当初、土日の混雑を見て売れると判断したが
「私は疑義を唱え、売れないと言った」
納得させる説明が出来なかったが、30年間見てきて
空気、肌、環境を実感していたので危ないと思った。
実態を知らない関西系のショップをこぞって入店させた。
しかし、1年足らずで全て退店していった。
30年前 労組役員していた頃、会社側交渉で
従業員の人事賃金制度が10年以上同じ制度で
管理するのは無理だと痛感した。
社会の変化、政治体制の交代、人口減少、IT化の加速により雇用の縮小
国内産業の衰退を見て、変化に対応していかなければつぶれると
恐れを感じとった。
そして30年経った今、国内外の巨大会社が瀕死の状態であって
優秀な人材が入社したにも関わらず滅びようとしている。
不況の中で益々増加する安定志向を望む人材
創造性豊かな仕事をしたいという野望も無く
海外に出る意欲もなき島国秀才が少なき就職の狭き門を争っている。
先頃、先端企業が社内ビジネス会話を英語にするらしいが
納得する一面もある。
グローバルなビジネス取引をするためには、共通価値判断を
認識する為の共通言語でビジネス基準の客観化を求めなければ
様々な誤解、摩擦を生じかねない。
弊社のような芥子粒会社にしても世界ビジネス基準に沿った
対応しなければ仕入れ企画製作が出来ない。
島国日本は孤島になってしまう。


H&Mを見に行く時、その前の道路で車の衝突現場を見た。
死傷者はいなかった。

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