馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

母 97歳 母97歳死去、死にそこなった駄犬である次男の想い. お袋と4年振りの再会。

2022-02-10 09:42:34 | 日記

続きです。
帰国した息子。
会社にとっては、大きな戦力となる。
中国語は北京語は中国では普通話と表す


55の民族が混在する中国では各民族言語が異なる。
共通言語として北京政府は収れんさせようと懸命である。
大きな民族であるウイグル族には強制的に北京語を習得させる。
ウイグル文化を消滅させ漢民族に同化させるためだ。
北京語と英語のビジネス言語を習得した息子は
ダイレクトに貿易が可能となった。
息子は日本橋事務所で働き始めてまもなく
電話を取った息子が、妙な会話をしている。
電話後、私に言った。
「三越本店隣にある健康センターからの電話で
至急お母さんに連絡とりたい」
「内容はご本人様に報告です」
妻は健康センターに出向いた。
結果は子宮頸の疑いがあるので病院で再検査を受けてください。
妻は指定された女医が一人いるクリニックで再検査
結果は、子宮頸と認定された。
女医は言った。
「ご自分で総合病院をお調べになってください」
呆然とする。
息子は直ちに動いた。
弟の嫁さんに連絡して、病院探しをお願いした。
息子は嫁さんと同窓である。
息子は中高、嫁さんは看護学部。
弟の嫁さんは、その時、大学病院副院長兼看護部長であった。
嫁さんは息子に伝えた。
一言言った。
「この病院へ来なさい」
直ちに、入院再検査が始まる。
それまで、お袋が大学病院に入院しているのを知らなかった。
お袋は夜、自宅で倒れた。
嫁さんもいたので、救急車搬送をしたが
近くの病院は受け付けない。
嫁さんは、迷うことなく、自分が勤務する渋谷の大学病院まで
横浜の辺境地から搬送した。
嫁さんは看護学会で要職の立場と
緊急看護学会の理事長であり
緊急看護手術の本も著していた。
救急車内での看護も受けて
直ちに蘇生措置は一命を取りとめた。
そのような事があったのは知る由もなかった。
その病院へ妻は入院したのだ。
そこで4年振りにお袋に再会するのだ。
お袋の病室に入った。
息子である私をベッドに横たわるお袋は見詰めた。
分らないようだ。
俺は自分の名前を上から叫んだ。
お袋は
ハッと目が動き回る。
うろたえる表情だが声が出せない。


僕はいつだって冷静、興奮,激情に駆られることはない。
演技ですることはあっても。
丸椅子に腰掛けニコヤカニやせ細ったお袋に
優しく見詰める。
まさかの展開です。
続く。



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