馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

親の死に目に会えず葬儀にも出れない職業

2021-11-10 05:45:35 | 日記

続きです。
友人の死の真相を知るべく、夫人に電話をした。
結婚披露宴で着物姿を遠くから見ただけで
会話をしたことはなかった。
低い声の女性が出た。
名前を名乗った。
直ぐに私が夫の友人であるのを分かった。
直接の死因はやはり酒であった。
胃癌も併発していたが
飲み過ぎで倒れた。
若い頃は体力もあり持ち堪えたが
亡くなる2年前は、外で飲むと意識が無くなり倒れたことが
二度ほどあった。雪降る北国の路上だ。
彼は体育会バトミントン部出身であった。
酒と煙草
51歳で逝った山岳部同期はヘビースモーカー、大酒飲み

昨年10月肺炎死去した山岳部先輩はヒマラヤ登攀隊長であった。

酒は一滴も飲めなかったが超ヘビースモーカーであった。
夫人との想い出回想会話は続く。
夫人は房総の海辺の町の出身。
町長の娘であった。
政治的繋がりでの見合い結婚。
長男は、埼玉県で暮らし戻ることはない。
次男は海上自衛官になり、
夫の死に際しては、インド洋を航行中で
死に目に会えず葬儀にも出れなかった。
これから一人暮らしです。
私は言った。
私の結婚は山岳部先輩の紹介で
銀座の小料理屋で会いました。
その店を教えてくれたのが
夫人の旦那です。
縁あって居酒屋店主は、日本古代文字の研究家でもあり
私達の結婚を祝い、店で三々九度の酒で祝いをしました。
ロマンスの扉を開いてくれたのは
奥さんの旦那です。
夫人が電話口で微笑んでいるのを感じ取った。
最後に奥さんは言った。
「夫は○○さん(私)と再会することを楽しみにしていました」
三途の先で待ちわびる仲間は、私が地上の酒を
持参するのを待っている。



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