9月20日(月)敬老の日 横浜に住む86歳の母親から
贈り物を贈ったお礼の電話が来た。
妻が応対する。5年ほど前に喧嘩になり
私が親子の縁を切ると絶縁状まで出した。
兄が仲を取り持ったが私の心は未だ溶けないでいる。
代わりに息子が時折会いに行っている。
同居している弟の嫁さんが大学病院の総婦長なので看護については心配していない。
夕方 谷津干潟にウオーキング。
野鳥観察の方々が大勢いるが私にはあまり関心がないし
渡り鳥の名前も知らない。
ラムサール条約締結された谷津干潟には多種類の渡り鳥がやってくる。
脚長の白い鳥が湿地を静かに抜き足で動く、その目は湿地の微かな変化も
見逃さず一瞬にて嘴が湿地に突っ込むと小魚、蟹、ゴカイを咥えている。
この能力が私にあれば相手の気持ちを素早く察知して
騙されることも無いだろう。
人間にも感度の良いのや、私のように鈍感で騙されて傷を負ってばかりのもいる。
干潟から幕張メッセの遊歩道をウオーキングすることにした。
後ろ歩きで海浜霊園まで行き折り返した。
普段使わない筋肉を使用するので運動量はウオーキングより
遥かに多い。ジョギングのように膝を痛めることもないので
膝関節が疲労で痛い時は後ろ歩きが良い。
前方が遠ざかって細くなって行く歩道は60歳過ぎの人生に似ている。
どんどん今まで歩んで来た人生の道のりが消えて行くが
最後の行き着く先は見えて来ない。