六日のあやめ

読書記録('19.10月) 

’19.10月読書記録
初読(1)+再読(3)冊:4冊
読書メーターより

10/16【倒れるときは前のめり (角川文庫)/有川 ひろ】
(再読)文庫化購入(’19.9/25初版)での読み返し。
謙虚さもありながらぶれないご意見に感じ入る。
東日本大震災に関することで、阪神淡路大震災を体験されている有川先生の”自粛は被災地を救わない““「自粛」より楽しんで経済貢献を”という言葉は説得力ある。
“「嫌い」と公言慎みたい”の内容も印象的。“『好き』も『嫌い』も主張するのはたやすいけれど、『好き』はいくら主張しても誰も傷つけないが、『嫌い』の主張はそれを好きな誰かの感性を否定し傷つける可能性がある。”その通りと思う。

10/11【幹事のアッコちゃん (双葉文庫)/柚木 麻子】
(再読)文庫化購入(’19.9/15第1刷発行)での読み返し。
シリーズ3作目での安心感の中に新鮮味もある嬉しさ
2話目に登場のアンチ・アッコちゃんである温子の気持ちもわかり、その彼女目線で描かれるアッコちゃんは、三智子目線でのアッコちゃんとはまた違う魅力を感じる。
4話目はシリーズ完結のようにも感じる内容だけど、やっぱり続編読みたい。

10/8【希望の糸/東野 圭吾】
加賀恭一郎シリーズ、今作は従弟の松宮がメイン。
ミステリとしてのなるほど感もあるけど、胸を打たれる人間ドラマ、中盤犯人の自供後に関係者それぞれの心情がわかり何度も涙がこみあげる。
萌奈が父親から聞きたかった言葉はシンプルだけど深い。行伸がその言葉を発することができて、娘が何を求めていたのかわかり本当に良かった。
松宮の父親は料理人で母克子との関係が不倫だったことは「赤い指」で記されていたけれど、ずっと秘められていたことが本作で明かされて感涙。東野先生いつからこれ考えていたのだろう?凄い!

10/3【スタフ staph (文春文庫)/道尾 秀介】
(再読)文庫化(’19.9/10第1刷)購入での読み返し。
登場人物それぞれのキャラを面白く感じ楽しくて、智弥のクールさは好みだけれど、終章で印象がガラリと変わる。
大人びていても智弥とカグヤはまだ中学生、彼らの寂しさはとてつもなく大きかったということを思い知らされたラストの切なさ。

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<義母介護メモ>
病院:10/2(Y)、10/25(K)
*4週1飲:ボノテオ錠
ケアマネさん来訪:10/18
堤さん:10/14

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