まーどんなぶろぐ

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■一族

2005年11月21日 | 日毎の些事
中国に客家(はっか) といわれる一族の結束が強い人たちがいます。 古くから外敵を防ぐ為に競技場のような巨大な円楼(ユアンロウ)で共同生活をして絆を深めてきたそうです。

7人兄弟の実家の父がこの客家の結束に思いを寄せ、 健在である5人の自分の姉兄、子や孫、甥姪・・・の集いをしたいと言いだしました。 本家の祖父母が健在だった頃は、正月に親戚が集まると、(私の)従兄弟が30人以上になりそれはそれは賑やかなものでした。 一族のゴルフコンペもありましたし温泉旅行にも行きました。

祖父母を1世とすると、私たちは3世、子どもらは4世になります。 核家族 個人主義が進んだ今の時流に逆行するかのような発案に父本人も 「どれだけの人が集まってくれるだろう・・・」 と心配していましたが、 案ずるよりナンとやらで、 当初予約してあった会場が狭すぎて、 広い所に変更せざるを得なくなるなどうれしい悲鳴、 父もホッとしたようです。

一昨日久しぶりの従兄弟たちに会い、 互いの近況やらなつかしい思い出など語り合いの花を咲かせ、 その光景をにかやかに眺めていた親世代の人たちの穏やかな表情が印象的でした。 最近多くなってきた 生前葬 なるものも、 元気で生きているうちに、自分の目で一族の健康と繁栄を見届けておきたい という発想から行なわれるものなのかもしれないな・・・ なんて思いました。