まーどんなぶろぐ

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■携帯電話についてあれこれ

2004年10月18日 | 巷の話題
携帯電話の話題というと「使い方マナー」について語られることが多いようですが、あえてマイナーな視点、家庭人として思うところを書いてみます。
「ブロガー新聞」第3号のテーマ「携帯電話」へのトラックバックです。》

今や家族銘々が一台ずつ携帯電話を持つ時代、夫の勤務先に「もしもし、○○の家内でございます、いつもお世話になっております、恐れ入りますが○○はおりますでしょうか?」などという仰々しい電話をしなくてすみますし、夕飯の支度で足りないものが出てきても帰宅途中の子どもに「帰りがけに△△買ってきて」と頼めます。このように家族で連絡を取り合うには便利な道具といえます。

しかし家族にもそれぞれの付き合いがあり、その連絡先を携帯電話に登録していることが多いので、(おもに子どもの)友人からの電話は自宅電話ではなくほとんど携帯電話にかかってきます。携帯電話が無かった頃(私の若い頃)は友達(とりわけ異性の友人)から電話がかかってくると、取り次いだ母の声にどことなく詮索めいた響きが感じられたものですが、今ではそれも不可能となりました。もっとも私は今のところ子どもの交友関係を詮索する気はありませんが。

家人が交友関係を干渉し合うといった悪い捉え方ではなく、家族が基本的に外でどういう人とどういう関わりをもっているのかお互い承知しているのがすじだと思います。携帯電話の普及のせいでこのすじが通らなくなってきています。夫(妻)の知人は延いては妻(夫)の知人、子どもの知人は延いては親の知人、家族とはそういうもの、という私の考え方は時代遅れなのでしょうか…。