まーどんなぶろぐ

ただいま他所のSNSに外遊中。

■五十の手習い

2004年10月04日 | 巷の話題
  五十歳になったら海外で生活したい・・・。
  留学図書館(目黒、有料で留学相談)では会員の2割が五十代以上。
  うち6割は女性。
日経新聞(10月3日)の SUNDAY NIKKEI α 紙面でハッとする記事を目にした。
家族会議『妻が留学したいと言い出した』という見出しだ。
  
  子どもが手を離れ、盛んに外出するようになった妻が突然「留学したい」と
  言い出した。数ヶ月、英語を学ぶという。「若いころならともかく、今さら
  どうしようというんだ」さっぱり理解できない夫に、妻は「これが新しい
  ことに挑戦する最後のチャンスなの」と真剣だ。

このような設定で、実例を交えて家庭会議を進めていく内容だ。夫の
リタイア後、夫婦で海外移住する人達が増えている、という話はよく
耳にするが、妻が単身で海外留学・・・、パワフル熟女の行動範囲が
ワールドワイドになったということか。記事の締めくくりにはこうある。
  
  経験を豊かにし、仕事に役立てるもの。海外留学にはそんな印象しか
  なかったが、生きがいのためというのもあるらしい。「夫の自立の
  きっかけになる」「海外のカップル文化に触れた妻も夫の大切さが
  わかり、お互いを見つめ直す機会になる」という声も聞かれるという。
  むげに否定しないほうがよさそうだ。

キャリアアップのMBA取得目的でもなし、熟年女性の留学の多くは
単なる異文化体験、趣味の域かもしれない。ナニお気楽なことを、
と冷ややかな声も聞こえそうだが、生きがいのために投資することは
心身ともに健康な老後生活をむかえるためにあながち無駄とも思えない。

さあ、私も三食昼寝付に甘んじていないで、五十の手習い、語学学校に
通いなおそうか。