携帯電話がじわりじわりと普及し・・・
いつの間にやら電話=携帯電話になり
家の電話=固定電話
という名称になっていました
2月5日、朝のワイドショー「スッキリ」で
「固定電話恐怖症」というのをやっていました。
就職した20-30代の社会人が
会社の固定電話をとるのに恐怖を感じるというもので
それほど今の若者は「固定電話」に慣れていないということでした。
NHK朝ドラの「スカーレット」では
家に「電話を引く」ということが夢のまた夢のお話だったのに
私が子供の時には
友達の家に電話をかける!というのは凄いハードルの高いことで
「○○さんのお宅ですか?
△△と申しますが●●さん居られますか?」
なんて使い慣れないセリフを何度も練習して
誰が出るのかなぁ。
お父さんだったら怖いなぁ。
なんてドキドキしながらダイヤルしたなぁ
仲良しの友達
親戚の家
・・・何人も、何10人もの電話番号スラスラ暗記していたなぁ
友達と深夜の電話するために電話線を長ーくしたり・・・
長電話で夢中になっていると
最後には
「いつまで喋ってるの」と母に怒られたり・・・
「固定電話」にまつわる思い出話いっぱいあるなぁ
実家の母がホームに入り
生まれ育った私の実家は今、空き家
電気にガス、水道の光熱費にNHKの受信料。
一人暮らしでも多くの固定の支出があるものです。
すべて、そのまま置いてあるけれど
さすがに・・・「固定電話」は解約しました。
一番要らないものだと思ったから
けれど・・・
結婚してからの自分は何度も引っ越しして
電話番号もその都度変わっているのに
生まれてからずーっとずーっと同じだった実家の電話番号を手放すのは
思いのほか辛かった
きっとボケるまで
忘れることないだろう実家の電話番号
この先、
知らない誰かがこの番号を使う日が来るんだと思うと淋しい。
黒い電話機に可愛いカバーを付けて使っていたころ
ダイヤル式からプッシュフォンになったころ
子機ができてコードレスになって
それからファクスもできるようになって・・・
キー子の家の「固定電話」の歴史
キー子の胸にしまっておきます