つまり僕がいいたいのは、他人の偉さは偉さで認めたらいいではないかということ。人の道に反するようなことでない限り、ひとつの分野でナンバー・ワンになるということは、これはもうたいしたことじゃないかと。それを認めることなく、自分のあるがままの「個性」ばかりを誇大に振りかざしてみたって仕方がないじゃないかと、そういうことだったわけです。