ごっとさんのブログ

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インフルエンザの特効薬?

2018-02-16 10:46:20 | 
3月にも厚生労働省が承認予定のインフルエンザの新薬、ゾフルーザが注目を集めているようです。

私も昨年12月初めにインフルエンザに罹った時、タミフルを処方されました。この薬が効いたのかあまりひどい症状にならず治りました。

しかし私はこういったウイルス疾患の場合は、薬など使わなくとも人間の免疫力だけで十分やっつけることができるはずですので、極端に免疫が低下している人以外は抗ウイルス薬を使う必要はないと思っています。

特にインフルエンザなどは、それほど重い症状になるわけではなく、2,3日寝ていれば治る病気ですので、特に必要性が低いと感じています。何種類かのインフルエンザの薬が出てからインフルエンザによる重篤な症状が減っているのか、検証が必要な気がします。

現在主なインフルエンザ治療薬は、タミフル(錠剤)、リレンザ(吸入薬)、イナビル(吸入薬)、ラピアクタ(点滴)の4種類があります。吸入薬は、子どもや咳が出る人には効果が低いとされており、タミフルも子どもが使用した場合、異常行動を起こしたという事例がある(私は副作用ではなく、脳症だと思っていますが)ため、子どもには処方しないのが通例のようで、現状のインフルエンザ治療薬には課題が多くあるようです。

そこで現在、インフルエンザ治療薬の新薬「ゾフルーザ」が注目されています。従来の治療薬は、ウイルスが細胞の外に広がるのを防ぐ効果があるとされていますが、ゾフルーザは、ウイルスの増殖自体を防ぐ効果があり、1回服用するだけでもかなりの効果が期待できるとされています。

これは従来の治療薬がノイラミニダーゼ阻害という作用で、いわば細胞内で増えたウイルスは、細胞に固定されておりそれを外す酵素を阻害しているものです。

ところが新薬は、エンドヌクレアーゼ阻害剤というウイルスのRNAの複製を阻害するため、増殖自体ができなくなる作用機構となっています。この作用の違いで新薬は1回の投与で十分な効果が出るとされているようです。

そのため同じ飲み薬で5日間飲むものと1回飲むものを比較した時に、タミフルが新薬に置き換わっていく可能性は高いようです。従来の治療薬では満足な効果が得られなかった人も、ゾフルーザの登場でインフルエンザを効果的に治療できるかもしれないと期待されています。

私は治療薬は必要ないという考えは変わっていませんが、簡単に治るようになり1回飲むだけという簡単な操作で済むのであれば、使っても良いという気はしています。


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