ごっとさんのブログ

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新型コロナウイルスとの共存 続

2020-04-19 10:23:06 | その他
前回新型コロナウイルスとは戦うのではなく、共存する道を選ぶべきという話を書きました。

すでに人類はインフルエンザウイルスを始めとして、多くのウイルスと共存していますので、今回の新型コロナも不可能ではないと思っています。

ただしインフルエンザと違って何もしない場合のコロナの死者数が40万人という推計が出ています。私はこの予測が間違っているというわけではありません(最悪の予測ですので多めなのかもしれませんが)し、これだけの犠牲者を出しても良いというわけではありません。

現在でも多くの人が勤務し働いています。現在の緊急事態宣言を解除し、普通の生活に戻ったとしても、ほとんどの人は感染を防ぐ行動が続くのではないでしょうか。そういう点からもこの40万人はかなり減少すると考えています。

何の道具もなくウイルスと共存しようというわけではありません。まず必要なことはワクチンの開発と、治療薬の発見、さらに抗体検査による簡易な検査法の確率です。この3つの道具があれば、コロナの死者数をインフルエンザ並みにすることはできるのではないでしょうか。

ワクチンについては早急な開発は難しいかもしれませんが、この項は改めて書くつもりです。治療薬については、既存の医薬品の効果を確かめる臨床試験がすでに始まっています。

日本発のアビガンになるのか、アメリカで進んでいるレムデシビルになるのか注目していますが、どちらにせよ良い結果が出れば早急に承認されるはずです。

その他にも試みられている既存の薬剤は多く、治療薬の開発は既存薬を応用する方向で、比較的短時間で見つかるのではないかと思っています。

抗体検査キットの開発もすでにある程度は出来上がっているようです。本来抗体検査は感染者を見つけるためではなく、既に抗体を持っている人、つまりコロナに感染して治っている人を見つけるためのものです。

コロナ抗体を持っていれば、感染しても発症することはなく安心して日常生活が送れることになります。

それでもインフルエンザの抗体検査のように、どこの病院やクリニックでも検査ができ、陽性であれば治療薬を処方し、軽症であれば自宅療養という対処をすれば、医療崩壊が起きることもないと思われます。

現在試験中の治療薬は、ほとんどがRNAポリメラーゼ阻害剤という作用機序ですので、感染初期に投与すれば重症化する患者を大幅に減らすことができるでしょう。

こういったことはかなり楽観的な予測であって、緊急事態宣言の5月6日までに達成することは無理だと思っています。それでも宣言が延長されることなく、ウイルスとの共存を目指すべきではないでしょうか。


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