ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

インフルエンザ流行の季節、今季は大流行するのか

2022-11-17 10:34:12 | 健康・医療
気温も下がっており、インフルエンザが流行するシーズンとなってきました。ここ2年間はほとんど流行することがありませんでしたが、今季はどうなるでしょうか。

まずここまでの感染者数を見ていきますが、時事通信がまとめた詳細な表が出ていました。ここには10月の1週から4週と11月1週の過去5年間の患者数が出ています。

10月の1週から4週までは流行した2018年では約1000人、19年は4000人であったものが、流行の無かった20年21年では10人程度で今年は100人近くになっています。直近の11月第1週では、2018年が1029人、19年が4682人、20年が32人、21年が23人で、今年は270人と若干増加していることは確かです。

コロナ禍となった2020年、21年は感染対策や海外からの流入が無かったため、ほとんど流行しなかったと分析されています。今年度はすでに学級閉鎖が出たり、海外での大流行などからコロナとインフルエンザの同時感染も懸念されているところです。

専門家によると過去2年間流行が無かったため、免疫力の低下が懸念されるとしていますが、これはおかしな意見と言わざるを得ません。一般にワクチンによって免疫を獲得すれば、その効果はほぼ一生続くものがほとんどです。

またコロナワクチンで感染予防ということが強く叫ばれていますので、感染予防効果があると誤解が広がっているような気がします。あくまでも免疫システムの構築は、重症化の予防(すぐに治る)であって感染予防ではありません。

インフルエンザワクチンを毎年接種するのは、インフルエンザウイルスの変異が激しく、抗体認識部位まで変異してしまうためという特殊事情があるのです。

私のような高齢者になれば、生きてきた70余年の間にほとんどのインフルエンザの型に感染している可能性があり、すでにどんな型にも対応する免疫は確立しているはずと思っています。

しかし現実は高齢者ほどワクチン接種に積極的であり、本当に必要な若者が接種していないというおかしな現象が起きています。少し話は変わりますが、感染力の強いウイルスが存在すると、他の感染が起きにくくなる「ウイルス干渉」という現象があります。

現在コロナの第8波が来そうな状況ですが、感染力の強いコロナウイルスが広がればこのウイルス干渉によってインフルエンザの流行規模は小さくなる可能性は高いような気がします。

繰り返しになりますが、コロナワクチンは4回、5回と多重接種を進めていますが、これでコロナの感染者数が減少しないことは明らかで、ワクチンで感染予防ができるということは幻想にすぎないと証明されているような気がします。

インフルエンザワクチンも高齢者ではなく、若者に接種を進めるような施策が必要ではないでしょうか。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿