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これからの新型コロナ、インフル型か風邪型か

2024-01-14 10:34:59 | 健康・医療
最近は新型コロナの感染者数をあまり報道していないこともありますが、ほとんど気にならくなっています。ネットニュースでは若干増加してきているようです。

私は外出するときはまだマスクをしていますが、電車などもマスクをしていない人の方が多くなった気がします。日本では定点把握による患者数が12月になり増加していることを厚生労働省が発表しているようです。

この新型コロナはこれからインフルエンザのような感染症となるのか、又は単純な風邪のようになるのか気になるところです。新型コロナの流行が始まったのは2019年12月で、未知の病原体の世界的な流行になりました。

流行当時は感染力だけでなく病原性が強く、重症化して亡くなる人も少なくありませんでした。こうした事態に、各国政府は国際交通を遮断し、社会生活を一次止めるなどの強い感染対策で流行の拡大を抑えました。

日本でも緊急事態宣言などの対策が取られましたが、私は本当に効果があったかを若干疑っています。2020年末にはワクチンが開発され、21年からは接種が本格的に始まりました。

さらに抗ウイルス薬の開発も進み、2022年にはワクチンや薬剤を用いた近代医学による感染対策で、新型コロナの流行が制御されて行きました。こうした4年間の流行を経て、新型コロナは周期的な流行を繰り返しているものの、重症化は少なくなり、社会的な混乱が生じる感染症ではなくなっています。

今後新型コロナはどのような呼吸器感染症になるかというと、前述のインフル型と風邪型が考えられます。インフルエンザ型とは毎年冬に大きな流行が繰り返されるパターンで、高齢者などでは重症化が起きるため、毎年流行前にワクチン接種を受けておくことが推奨される感染症です。

風邪型とは主に冬、時には夏などに小規模な流行が発生するパターンで、重症化することはほとんどなく、定期的なワクチン接種もあまり必要でないものです。風邪型の中には既知のコロナウイルスが4種類入っており、新型コロナウイルスが加わると5種類目になります。

この二つのパターンであれば、新型コロナはインフルエンザ型になっていくと考えられます。現在の新型コロナの流行を見ると、インフルエンザに近いものになりつつあります。例えば変異ウイルスが定期的に出現する傾向も似ていますし、重症度もほぼ同じになってきています。

これから先新型コロナは、第二のインフルエンザとしての対策をとることが必要となるでしょう。今後新型コロナに対する免疫が高まり、ウイルス側の変異も少なくなれば、将来的には風邪型に移行する可能性もありそうです。

いずれにせよ新型コロナはそれほど気にする必要のない感染症になると言える気がします。


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